カテゴリ:おたく
電車の中で不意をつかれて涙がとまらんかったのは。
主人公特撮オタクの「かのちゃん」は、こわーい会社の女先輩にオタバレして、先輩から敵意をむき出しにされてる。先輩の落としたパスケースのマークから、先輩があるアイドルのファンだと知る。先輩は社内でアイドルオタがバレたことで周りの人の声に深く傷つけられ、バレる原因をもたらしたオープンな若いオタ友を恨み、本当は特オタであることを必死で隠しているかのちゃんのことを、オープンなオタクと勘違いして憎しみを抱いていたのだ。 で、先輩は心固く閉じる、触るものみな傷つけた、わけで。でも仲間がいたから、自分の世界も広がったんだと気づき、かのちゃんにも歩み寄るのよ。 この若いオタ友がね、年齢を気にして恥ずかしがってる先輩に「そんなのカンケーなくないですか?私だってそのうち30ですよ!」「だからー、そんなの気にしてたら損ですよ」100歳までファン続けますよ!って言うんだ。 周りの声を気にして、C を封印したのは他でもない、この私自身だ。もっと応援してあげたかった。ライブに行かなかったこと、リアルタイムでCD を買わなかったこと、後悔していた。その苦い思いごと、いろんなものの下敷きにして、見ないふりしてきた。 かのちゃんの子どものころのエピソード的なストーリーは、無力だった自分を思い出して、なんかいろいろえぐられるんだよね。最後まで読めるのかな、私。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年04月05日 23時04分56秒
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