|
カテゴリ:おもいおもい
ひとり。 虚ろに 無に ゆだねた時間の後 人の声が恋しくて携帯をまさぐる。 誰でもじゃなく、引き当てた名前 4回のコール。 「ガチャリ…もしもし?」 「もしもし、うちやけど。」 「… … あぁ、なんや、どないしたんや。」 「ううん、何でもないねん。土曜やから、起きてるかなと思って。」 「びっくりするやないか、何かあったんかと思った。」 「ううん…だいじょうぶ。」 「風邪まだ治ってないんか。鼻声やな。」 こんな感じの 他愛のない会話、3分。 ぼたぼたと、こぼれる涙。 親と電話して こんな気持ちになって ましてや電話中に泣くなんてはじめてだった。 父の声がとてもとてもやさしかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[おもいおもい] カテゴリの最新記事
|