しかのしまと軍艦の島と。
梅雨入りして間もなく、台風の噂を耳にしながら長崎に飛んだ。息子にとっては初めての飛行機。行きも帰りも、乗ってすぐに膝の上で寝てくれた。特に行きの眺望は素晴らしくて、眼下には富士山。早朝便だったので、影富士も。 この旅の第一目標である軍艦島にも上陸出来て、小雨の降る中も大満足。個人的には、上陸前と上陸後の海上から見る軍艦島がいいなと思った。灰色だけじゃなく、たくさんの緑がコンクリートを包み込んでいて近くに行くと、どことなく優しい感じがした。 もうひとつの目標が、無人島の野崎島。ここに行くまでの船を乗継いで、別の島に泊まらないと行けないのだけど船の甲板の上がsouにとっては楽しかったみたいで小雨の中、揺れと風の中を走りまくり!ちょうど鉄冊の間に頭がひっかかるので、落ちる心配はないにしろ階段もあるので追いかけっこ状態。 やっと辿り着いた、10年くらい前に無人島になって今は鹿しか居ない島へ。誰も居ない浜辺をひとりじめ。souは波に向かっていくから止めるのが大変。オムツの中にまで砂が入ってた。お腹が空いたので腹ごしらえ。もちろんご飯も売ってないから、持込みのパンやお菓子やら。 野崎島の鹿はとってもきれいだった。きれいで、力強い。 そして 野崎島のもうひとつの魅力が廃屋。かつてここに人が住み、生活していた証の痕。2~30軒の無人の倒壊寸前の家屋達が迎えてくれた。ここでもやっぱり植物は力強くて、軍艦島以上に緑が激しく、これは後、数十年くらいで木造の家屋は元の土に戻って行くなぁって。 曇りと小雨の中、息子の元気に励まされたちょっぴりアウトドアな旅行でした★ 大まかな行程は、長崎空港~軍艦島~小値価島~野崎島~長崎空港という感じで、お世話になってる長崎の印刷所さんに行ったり、社長にご飯いただいたりもして、いい旅でした。