カテゴリ:ヨーロッパ
さて、翌日は鉄道で陸路を移動。ザルツブルク~リンツを経て、音楽の都「ウィーン」へ。
◎国境越えの鉄道 今回はちょっと贅沢してファーストクラスを手配。ドイツとオーストリアをつなぐ鉄道(ドイツ国鉄DBとオーストリア国鉄OBBの相互乗り入れらしい)の車両はエコノミー、ファースト、プレミアムクラスの3種類ですが、エコノミーでも座席はゆったりめです。 ミュンヘンからウィーンまでは約4時間の旅なので、車窓の眺めを楽しみながらお約束の酒盛り。おはまはワインを持ち込みましたが、ファーストクラスはウェルカムドリンクや、食堂車からの食事や飲み物のデリバリーがあります。 ↑ウィーン駅にて。いかにも速そうな新型車輌。 ◎街の雰囲気 ミュンヘンもドイツ3番目の都市ですが、さすが首都だけあってウィーンのほうが国際色豊かです。中世の建築物が至るところに保存された詩的情緒あふれる街で、ここで数多くの名曲が生まれたのも納得。歴史的建造物にはオーストリアの国旗が「W」の文字をかたどって掲げられているのですが、そんな建物がやたらに目に付きます。 ◎ハイリゲンシュタット ウィーンの北の外れハイリゲンシュタットは、かつてベートーベンが住んだゆかりの地です。今もベートーベンの住んだ家や交響曲の構想を練った散歩道などが残っていて、ベートーベン好きとしてはぜひ訪れたかった場所。しかも、ハイリゲンシュタット~グリンツィング周辺には「ホイリゲ」という、古い民家を改造したワインの酒場がたくさんあるのです ↑ベートーベンが、難聴を苦に自殺を考えて遺書を書いた「ハイリゲンシュタット遺書の家」周辺。 ↑ホイリゲの軒先に松の枝が掲げられているのは「新酒ワインあり」の印。でも、今年の新酒解禁は残念ながらもう少し先。 ◎ホイリゲ(酒場) 「マイヤー」というお店を選んだのですが、これが、ベートーベンが第九を作曲した家を改装したホイリゲで、入口にはもちろん歴史的建造物を表わす「W」字型国旗が。なんともミーハー心をくすぐります。 ただ、ワインも料理もおいしかったのですが、いかんせんベートーベンファン(?)で超混みで、サービスが悪かったため、ゆっくりはできず…。(その後、市内のカフェで飲み直しました。笑) ↑ベートーベンハウスを改装したホイリゲ「マイヤー」。 ↑ホイリゲの中庭はぶどう棚。ぶどうの葉の下でワインを飲むのもおつ。グラスワインは1/4リットルの目盛り付きのグラスでサーブされる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月12日 23時13分27秒
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