森へ行こう(心とからだと子育てと)

2020/03/10(火)11:32

「今を大切に生きる」(粘液質と憂鬱質)

後半に気質のことが書いてあります。 色々なニュースを見ていると、この新型コロナウィルスは長引きそうです。なんせ症状が出ない人がいっぱい居るのですから。 感染の有無を確認するのが困難な病気を撲滅するのが困難なのはちょっと考えれば分かることです。 そして長期戦の場合は、日常生活を犠牲にしてまで「念のため」という行動を取っていると、やがて身動きが取れなくなってしまいます。心とからだも不健康になってしまいます。結果、新型コロナウィルスには罹らなくても別の病気に罹りやすくなってしまいます。 長期戦を戦うためには、日常生活はちゃんと維持したまま、出来る範囲内での対策対応を取っていくようにするしかないのです。 子どもの生活においては特にそのようなことが言えます。心とからだの成長が盛んな時期の子どもは「毎日の体験」を栄養にして心とからだを成長させているので、たとえそれが、一時的なことであっても「成長に必要な体験」が途絶えてしまうとその後の成長に大きな影響が出てしまうのです。 「子どもの一日」と「大人の一日」は、その意味も重要性も全く違うのです。 また、目に見えない病原菌やウィルスなどへの恐怖や不安が「トラウマ」として心の中に定着してしまうこともあります。その「トラウマ」は簡単に、「自然」や「他の人との触れ合い」への恐怖や不安につながっていきます。 「そんなこと言って新型コロナウィルスに罹って死んだらどうするんだ」ということを言う人も居るかも知れませんが、新型コロナウィルスがなくても、私たちは常に死の危険の中に生きているのです。生命誕生以来、生と死は隣り合わせなんです。 交通事故も日常的にあります。新型コロナウィルス以外の病気も日常的にあります。自殺や他殺も毎日起きています。明日は3.11ですが、自然災害で亡くなる人もいっぱいいます。 そして新型コロナウィルスでの死亡率が、それらに比べて異常に高いということもなさそうです。 それを逃れても、100%の人が年を取って死にます。 私たちは、そのような「日常的な死」に対してはあまり意識を向けていないので強く不安を感じることはありませんが、新型コロナウィルスが発生しなくても、人は常に死の危険にさらされているのです。 だからこそ、どんなときでも「今を生きる」ということを大切に生きる必要があるのです。死を恐れてばかりいて「今を生きる」ことを閉ざしてしまったら、生まれてきた意味が消えてしまうのです。 ************ で、「気質」の話に戻りますが、世の中には「人に見られることが好きな人や、それほど気にならない人」と、「人に見られるのが嫌いな人や、あまり好まない人」がいます。 多血質や胆汁質の人たちは、「人に見られることが好きな人や、それほど気にならない人達」です。 そのような人たちは積極的に人が居る場に出ていきます。また、目立つことを恐れず行動したり、ものを言ったりします。 欧米にはこのタイプの人たちが多いです。 それに対して日本人はあまり目立つことを好みません。日本人でも胆汁質や多血質の人は平気で目立つようなことを言ったりやったりしますが、それが普通の欧米の人に比べたら、遙かに大人しい国民です。 その「あまり目立つことを好まない大人しい人たち」は粘液質とか憂鬱質の人たちです。 日本人は粘液質とか憂鬱質といった気質が強い国民なんです。 憂鬱質の人に至っては「目立つことを好まない」というレベル以上に、「目立つこと」を恐れます。 目立つような状況になると、パニックになってしまい、心とからだが固まってしまうので宇。 そのため、あまり自分の意見を言いません。意見はあるのですが、それを言うことで目立つことを恐れるのです。 でも、SNSのような場で匿名でなら活発に発言します。でも不安を口にするばかりで、あまり生産的なことは言いません。 粘液質の人は、生産的な意見も持っています。発言を求められれば発言することも出来ます。でも、普通は「見守る」という立場で、ちょっと引いたところから全体を見ています。 欧米では胆汁質の人がリーダーになる傾向が強いような気がしますが、日本ではこの粘液質の人がリーダーになることが多いような気がします。 胆汁質のリーダーは「オレに付いてこい」タイプですが、粘液質のリーダーは、人の話を聞いて、全体をまとめるタイプのリーダーです。 それが日本型のリーダーです。 でも、この日本型リーダーはとっさの状況変化に対応するのが苦手です。みんなの意見をまとめるのは得意でも、自分自身の意見に従ってリーダーシップを取ることができないからです。 ちなみに安部さんは胆汁質+憂鬱質です。不安と支配欲が強い気質です。そしてとっさの時には固まってしまい、柔軟な対応が出来ません。

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