リンタロウ的・公演日記

北海道から始まった春の過密日程も、今日で終了しました。
公演先のみなさん、誠にありがとうございました。

名古屋に帰還後は、稽古日を挟んだ後、まず知立保育園での「きょうりゅう」巡回公演でした。

ちりゅう芸術創造協会主催、
文化庁支援事業「知立市内幼保育園小中学校巡回事業」もこれが最後。
他の団体も公演をすべて終えているので、全体としても僕のところが最終公演でした。
今年は知立に随分とお世話になりました。
ちりゅう芸術創造協会の２人のＳ女史はじめ、
館長さんや他のみなさんには選んでくださり心より感謝です。
またそのうちご縁がある事を期待しつつ、知立を後にしました。
知立保育園の皆さん、どうもありがとうございました。



その公演後には稽古をして、夜は瀬戸で太一君の送別会に顔を出したりした後、
翌日は「ねずみのよめいり」の初演でした。

0歳からの公演でしたが、親子で良く聞いてくださいました。
約15分の公演後は、公演で作ったペープサートのミニ版をみんなで工作。
おみやげに持って帰って戴きました。
こちらも今後はちょっとした際に公演ができますので、どうぞお問い合わせください。
南部子育て支援センターわくわくの皆さん、
そしてゆめたろう関係者の皆さん、どうもありがとうございました。


それから夜にトラックを借りて、冒険舎さんで平台を18枚と箱馬をいっぱい借り、
そして別の場所で音響セットなども借りて、翌日は三銃士の仕込みとリハーサルでした。

会場は既設舞台のない広いアリーナでしたので、
初めて普通の劇のように平台と箱馬で台組をしましたが、なかなかの重労働。
夜は瀬戸でもしかしたら夜会に出演できるかもしれない、と思っていましたが、
やはり照明のあかり作り等で時間がかかり断念。
ここまでの重労働過密日程で体調もへろへろでした。
以前はこのあたりで怪我をしたり喉を潰したりしていた気がしますが、
そのあたりは経験で進歩しているんだなあと妙に自分に感心しました。
とは言え、寒いアリーナの中に長い間いたので
扁桃腺に異常を感じたり熱っぽかったので寝る前に風邪薬とユンケルを飲んで就寝。
大抵これでなんとかなります。

そして翌日は豊山町社会教育センターで「三人で三銃士。」の公演でした。
暗転は効かない、残響は物凄いというスタッフさん泣かせの会場の中、
出演者とスタッフの皆さんは本当に頑張ってくれました。
豊山町子ども連絡協議会の皆さん、どうもありがとうございました。
公演後はトラックいっぱい夢いっぱいの荷物を、
ひーこら言いながら全て返却して終了です。


最終日、昨日は三好丘の子ども会で「きょうりゅう」の公演でした。
過密日程の中で歌えるだけの喉が維持できた自分を内心褒めつつ、
（いやプロとして当たり前なのですが）、
公演は楽しいヤジあり集中ありの良い盛り上がりをみせながら終演しました。
６年生を送る会でしたが、最後に見送る際にトンネルを作ったりと、
非常に暖かみのある会だったと思います。
三好丘子ども会の皆さん、どうもありがとうございました。


これで３月初頭の過密日程は終了。
終わってから気を抜いてケアせず刺激物を食べてせき込んでいたら、
あっという間に喉が潰れました（苦笑）。
今週から来週はゆっくりするつもりだったのですが、
知人に頼まれて急遽某公演の照明操作をする事になりました。
なんだかんだとあまり休めさなさそうです。

早いもので、今日で震災から丸二年ですね。
地震に遭う夢を見てしまいましたが、起きてから気づきました。
犠牲者の方のご冥福を祈りつつ、
人間いつなにが起こるかわからないからこそ
今を大切にしないとなあと改めて思い出した次第です。
大切なものは突然なくなるものですから。

心配しなくても１００年後には私も知り合いもみんなこの世にはいませんが、
生きている間くらいは、せめてできる範囲で後悔のないよう生きたいものです。

それでは、花粉と黄砂と有害物質にお気を付けください。