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2024.02.21
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カテゴリ:解剖学
キツネを飼いならす実験の結果で感銘を受けた第一の点は、キツネの家畜化が短時間で起きたということだ。オオカミが家畜化されてイヌになるのには何万年という年月がかかったらしいのだが、彼らの実験では10年以内に明らかな結果が出ている。ヒトに懐く個体を選抜・交配するというシンプルな条件だけで、進化の時間軸の上では一瞬と言える短時間でペットにできるキツネが誕生している。飼いならされたキツネはまるで愛玩犬のような振る舞いで飼い主に甘える(ペットとして売り出すのに何か問題があるのだろうか?)。
 彼らの研究を読んだとき興味を惹かれたもう一つの点は、ヒトに懐くキツネには他の家畜で現れる別の特徴が出現したということだ。耳が垂れる、ブチの毛皮、鼻面が短くなる、生殖周期は短くなる、などの特徴だ。プロジェクトを始めたベリャーエフは遺伝子の部分的なマスクというようなことを考えていたらしいが、これらの特徴を生みだす遺伝子はかなりバラバラに見えるから、多くの遺伝子が独立して変化したことになる。たくさんの突然変異が独立して起きるというできごとはこのような短時間では起こりそうにないと私は思った。
 何か一つの変異が生じさえすれば、ヒトに懐くこと、耳が垂れること、毛皮にブチの模様なでること、などが必然的に起きる、というストーリーの方が私には納得できる。この研究の結果を読んだときにこのように思い、しばらくその大もとの変異は何かを考えたのだが、思いつくことができなかった。





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Last updated  2024.02.21 07:18:30
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