世の中に絶へてデニムのなかりせば

最近、心配なことばかりのニュース。
その中で北海高校の初戦突破は北海道民に勇気を与えてくれるものでした。
しかし、さすがに天理相手では…と思っていたら…。

なんと、競り勝っているではありませんか！
しかも１－０の完封勝利！
エース玉熊くん、見事なピッチングです！

そしてもう一校、我らがダルヴィッシュの母校。
そして、現在の東北地方の希望といってもいいでしょう。
東北高校。

残念ながら結果は０－７で敗退…。
相手の大垣日大は、なんと先頭打者ホームラン！
これも見事です！

東北高校の選手、きっといろんな思いを持って甲子園に来たことでしょう。
「自分たちのプレーで被災した人々に勇気を！」と考えたかもしれません。
それに対し、どう挑むべきか、大垣日大の子たちも悩んだでしょうね…。

しかし、結果は正々堂々の真っ向勝負！
賛否両論あるのかもしれません。
しかし、もしも手を抜いた試合をしたとしたら、東北高校の子たちは納得しなかったでしょう。

大会前に練習ができなかったと言うハンデはあるでしょう。
しかし、彼らだって震災直前までは一生懸命に練習していたはず。
もしも相手に手を抜かれたら、そのがんばりを軽視されたような気持ちになるでしょうからね。

かつて、こんなことを言った映画監督がいたそうです。
「自分たちがどんな名作を作ろうと、スポーツの感動にはかなわない」
確かにそうですね。

プロ野球を見ていると、確かに高校生のプレーは稚拙に見えることもあります。
しかし、彼らには（もちろん野球に限りません）大人には絶対にできない「何か」を作り出すことができます。
今日もすばらしい試合を見せてくれた選手のみなさん、本当にありがとう！

いやはや、野球で泣けたのって初めてかも…。

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