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テーマ:最近観た映画。(40129)
カテゴリ:洋画(2006)
始まってすぐに映し出される山間のシーン、壮大なスケールにこの映画は映画館で観て正解という感じがした。 総指揮をとったリドリー・スコットは映画化のため20年間も温めてきたというからヨーロッパでは古くからの伝説というのも分かる気がした。 悲恋物語として有名なシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」の元になったというが、悲恋と言う部分では共通だが、ロミオ…に比べればもう少し「大人びた」作品と言う印象ではなかったか。 トリスタンをジェームズ・フランコ(スパイダーマンシリーズ)、イゾルデにソフィア・マイルズ(サンダーバード)だが、この映画ではハマっている二人だと思う。 余計に普段着の姿を見てしまうとアレっと感じるのが結構あったりするから。 幼い時より育てられた恩義のあるマークの皮肉にも妻になるイゾルデと再会してしまうが、やがて二人の関係が分かってしまう。 イゾルデのそばにいつもいて結ばれてはならない二人の関係を、唯一知る乳母の苦労する姿がなんともおかしい。 心の広さかマークは二人を許して逃がそうとするが、マークや部族を捨てて愛を成就させることができないトリスタン。 このあたりは真っ当な流れで、良かったという気がする。 悲恋物語というのはどうしても引きずってしまうし、ハッピーよりは観客の心をつかむかと思うがそれも古い時代背景がプラスアルファのひと味が効いている気がする。 最後の感動的、衝撃的という終わり方にもそれがあるような気がする。 全体的にまとまりも良かったし、さほど「おやっ?」と思える部分もなかったようで、楽しめた作品。 最初イスに座って思った事が当たり、結局は場内はほとんどが女性たちで占めていた… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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