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テーマ:京都。(6076)
カテゴリ:京都・奈良
おはようございます。大阪の空は厚い雲に覆われています。天気予報によると、まもなく雨が降り出すそうです。こんな日でも、雨音を聴きながら、お寺の茶室からのんびり緑豊かな庭園を眺めるのも、風情があっていいと思います。 憂き我を さびしがらせよ 閑古鳥 芭蕉 金福寺は、貞観6年(864年)に創建されたお寺で、もともとは天台宗の寺院でしたが、後に臨済宗南禅寺派の寺となり、現在に至っています。 この庵から見下ろす京都修学院辺りの景色は素晴らしいものです。ちなみにこの庵は与謝蕪村によって再興されたもので、その当時この庵でしばしば句会が開かれていたそうです。 現在、俳句を詠む人のために、それぞれの木に名前の書いた札が掛けられています。そして、京都名木百選のひとつである樹齢三百年のヤマモモはこのお寺で一番人気のある植物と言えます。老木にして力強い生命力を感じます。 本堂内部には寺宝が展示してありました。掛け軸、俳句、調度品などを鑑賞し、歩き疲れたのでしばらく和室で休ませてもらいました。どことなく京都らしさの残る和室で、冷たくなった秋風を感じながら午後のひと時を過ごしていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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