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カテゴリ:京都・奈良
こんばんは。今日は風がめちゃくちゃ強かったですね。洗濯物を干してきたので、吹っ飛んでいないか心配です。 さて、昨日のブログの続きを書きます。近鉄電車で、大和郡山駅までやってきました… 次の目的地は『郡山城跡』です。明治初年に城の建物は壊されてしまったために、石垣や堀だけが築城当時の面影を残しています。昭和後期になって、追手門、追手東隅櫓、追手向櫓などが復元され、お城らしさを取り戻しました。 さて、この城跡の見所は、一体どこでしょうか? 正解は『石垣』ですよ。いやいや、本当に! この城を建築する時に、石垣を造るための大きな石をどうやって手に入れるのか?。山に行って岩を削ってくる?そんな面倒くさい事はしませんよ。じゃ、どうするか......なるべく近くから石を集めることです(笑)。 では、早速解説をしましょう。この石垣にはいろんな石が使われているのです。びっくりするかもしれませんが、あの羅城門の礎石もこの石垣に混じっているんです。さらに、近辺の寺院の石塔、伽藍礎石、五輪塔までもが寄せ集められて、お城の石垣に使われました。しかも、なんとお地蔵さんなどの石仏までもが、石垣の中に組み込まれています。このことは寺院の力を弱めるための方策と考えられますが、急ピッチで築城を行った当時の慌てぶりが想像できますね。 ここで、面白いエピソードを1つ紹介します。このとき集めた石仏を逆さまに使ってしまいました。それが悲劇の始まりで、城主が頻繁に替わる事態(おそらく病死などによるものだと思いますが...)を招いてしまいました。その事を恐れて『逆さ地蔵の祠』を城内に設けて供養をおこなっているそうです。
羅城門の模型もちゃんとありました!?ここには羅城門の礎石が混じっているのでしたね。ちなみに芥川龍之介の小説は『羅生門』です。漢字を間違えちゃうんですよね~。 郡山城跡 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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