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カテゴリ:ドイツ日記
ドイツに来て以来、文化の違いをたくさん見てきました。 日本の場合だと、新人が入ってきたら歓迎会を開きますよね?でも、ドイツではそんな会はありません。一番ビックリしたのは、送別会です。日本の場合、職場を去る人のために、同僚達がその人を食事などに誘い、別れを惜しむ(時に喜ぶ(笑))のが通常です。僕の場合、大阪を去りドイツへ旅立つ前に、合計3回送別会を催していただきました(笑)。1回目は嬉しいことに東京から大学時代の友達が来てくれて、大阪で送別会をして頂きました。2回目は、留学生達が居酒屋に連れて行ってくれて、お金に苦しんでいるにもかかわらずたくさんのおもてなしを頂きました。3回目は職場の中で最も仲の良かった人たちが高級料亭に誘ってくれて、しかもお腹いっぱいになるまで豪華な食事をごちそうになりました。 では、ドイツ式送別会はどうなのかと言うと、送別会は自ら開かないとダメなのです。つまり、職場を去る人自身がケーキ、飲み物、お菓子などを買い、同僚達を招待して一緒にワイワイ騒ぐのが通常らしいです。これは日本と全く逆で、去る人がお金を出すというのがドイツ式です。そのため、職を去る人の中には送別会のようなものを開かずに、誰にも見送られずに去っていく人もいるようです。ちょっぴりかわいそうだけど・・・。 では、誕生会はどうなのかというと、やっぱりドイツでは、誕生日を迎えた人自身がケーキと飲み物を買ってきて、同僚達を集めて小さなパーティーをします。とは言え、その人がプレゼントをもらえるというわけではありません。この前、ある人の誕生会が研究室でありましたが、誰もプレゼントを渡す人はいませんでした・・・・・・。 よくインターネットの書き込みに、「ドイツ人はケチだ!」って書いてありますが、文化の異なる日本人から見ればそのように見えてしまうのは仕方のないことですね。 さて、今日は僕の誕生日。でも、はずかしがり屋なので、誕生会なんて開いたりしません。これからピザを食べながら一人きりで自分の誕生日を祝うつもりです。祝うと言っても、この歳になったら、1つ老いることは嬉しいことではありませんね。
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