そうだ、カトリックなら
今日二度目の書き込み。お仕事はお休み。午前中にペルパー研修の修了式があり、夕方からは職場の月例研修があって、その間のお昼の時間がぽっかり空きました。お休みの日はたいてい門司に帰るため、中津で休日を過ごす機会なんて滅多にありません。貴重な機会ですから、お昼ご飯を食べたあと、まず中津カトリック教会へ出かけました。ここの教会、ステンドグラスが有名ですが、もちろん訪ねるのははじめて。ちょうど神父さんが外出から帰ってこられたところだったらしく、会堂の中に案内してもらいました。「ごゆっくりどうぞ」外国人神父さんは、流暢な日本語で言いました。「ありがとうございます」「カトリックのかたですか?」僕は微笑みました。「ちがいます」細川ガラシャや九州の殉教者をモチーフにした、48枚のステンドグラスに囲まれる、誰もいない、しんとした暗い会堂。教会堂という場所に足を運ぶこと自体が久しぶりだったせいでしょう、ずいぶん長く祈っていたと思います。高い天井。白い跪き台。午後の淡い陽射し。正面には、十字架にかかったイエス・キリストの、み像。通路には、灯油ストーブがならんでいました。誰もいないので、火はついていません。満足するまで祈ったあと、お礼を言おうと、先ほどの神父さんを探したのですが、見当たらず、心の中でお礼を述べて、教会を後にしました。そのあと、まだ時間があったので、中津の観光名所、耶馬溪へ車を走らせました。山国川のほとりをぷらぷら歩きながら、考えていたのは、先ほどのカトリック教会のこと。前の日記で、今年いっぱいは礼拝の恵みにあずかれそうにない、などと書きましたが、日曜日の早朝の、カトリックのミサであれば、僕が早起きすれば、行ける!クリスマスのミサだって、行ける!なんだ、行けるじゃないかと気がついたのです。5時に起きれば。しんどいけど。終わってから、そのまま仕事に行けばいいんだし。冬の夜明けは、景色がきれいでしょう。早朝の冷たい空気に、ミサの鐘を聞き、灯油ストーブにあたためられた会堂でグロリアを歌うなんて、想像しただけでも素敵です。耶馬溪からの帰り、ヘルパー2級をとったからでしょうか、今の自分なら早起きでも何でもできそうな気がして、12月の最初の日曜日が、なんだか楽しみに感じられました。