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えひもせす

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2008年09月17日
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カテゴリ:読んでみた本

夢の回廊

 『闇の子供たち』が提示した、
無力さの正体を知りたくて、
梁石日(ヤン・ソギル)氏の著書に挑戦。

 この一冊でわかったこと。
 
 どんな人でも

 《飢えと暴力》に屈する。

 戦後の日本において、

 勝った人…飢えを克服した人。

 負けた人…飢えを克服できなかった人。 
      その場の快楽に負けて、
      大切なものを失った人。

      《金の卵を産む鶏》を殺した人。


 加えて、

 勝った人…マイナスを暴力で排除した人
 負けた人…不条理と知りつつ暴力に屈した人。


   コミュニケーション能力とか
  空気を読むとか
  笑いの技術とか

  
  今はそこだけれども

  有事が起これば、
  人の素の部分が問われる。

  《飢えと暴力》


  甘っちょろいベクトルを
 粉砕する筆者の筆力。
 
  投げかけておきながらも、
 解を得られない不条理。

    
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最終更新日  2008年09月21日 01時13分07秒
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