カテゴリ:読んでみた本
夢の回廊 『闇の子供たち』が提示した、 無力さの正体を知りたくて、 梁石日(ヤン・ソギル)氏の著書に挑戦。 この一冊でわかったこと。 どんな人でも 《飢えと暴力》に屈する。 戦後の日本において、 勝った人…飢えを克服した人。 負けた人…飢えを克服できなかった人。 その場の快楽に負けて、 大切なものを失った人。 《金の卵を産む鶏》を殺した人。 加えて、 勝った人…マイナスを暴力で排除した人 負けた人…不条理と知りつつ暴力に屈した人。 コミュニケーション能力とか 空気を読むとか 笑いの技術とか 今はそこだけれども 有事が起これば、 人の素の部分が問われる。 《飢えと暴力》 甘っちょろいベクトルを 粉砕する筆者の筆力。 投げかけておきながらも、 解を得られない不条理。 -------------------------------------------------------------------------- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月21日 01時13分07秒
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