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先日アルジェリアで、人質を捕る卑劣なテロが発生した。
隣国リマのイスラム過激組織の仕業と言われ、アルジェリア政府は強権姿勢を貫き、武力解決を図ったようである。
その結果、テロは鎮圧されたものの、現地でガスプラント建設に参加していた諸外国の多くの技術者が犠牲になった模様である。
日本人の技術関係者も含まれるようである。
なんとも、耐えられない悲しい事件である。
自我の強い人間の社会においては、思考の違いが争いを生み、最終的には命までやり取りする馬鹿げた世界ともいえる。
他の動物の世界では、生殖のためオス同士が争うことは有っても、命まで賭けた戦いは滅多にあり得ない。
しかし、精神的上位の人間社会は、少しの主義主張が違うだけで簡単に命を奪い合う。
人類の歴史とは、悲しいかな命の奪い合いの歴史と云ってよいのかもしれない。
どうしてなんだろうか?
その面から見ると、人間とは実に情けない、下位の精神を持った動物である。
ところで今朝、当院では、一番せわしい最中に、インタ-ネットを見たと言って、女性からの電話があり、私が受話器を取ることになった。
話では、愛犬が癌を発症してしまい、是非何とかしたいと云う女性の方からであった。
犬とは云え、この方にとっては子供と同様に大変深刻な問題なのだろう。
言葉の隅々から、心配の気持ちがあふれ出ていて、小生はその優しさに打たれて、直ぐに電話を切らず、しばらくお話をお聞きすることにした。
しかし最後は「残念ながら、・・・・」とお断りするしかなかった。
今は、アルジェリアのテロ犠牲者がひとりでも少ないことと、・・・わんちゃんの病気が、何とか改善されることを・・・祈るしかない。
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最終更新日
2013年01月21日 13時09分51秒
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