|
カテゴリ:政治
今年もまた広島・長崎では原爆投下から74年の「原爆の日」を迎えました。両市の平和祈念公園では、例年の通り大変な猛暑のなか「平和祈念式典」が開催されたと報じられていました。両市長さんは共に米露の中距離核戦力(INF)全廃条約の失効に触れて、核使用の危機感を表明したとのことです。 世界では、アメリカ、ロシア、中国などの特出した核兵器保有だけでなく、イギリス、フランス、インド、パキスタン更に北朝鮮、イラン、イスラエルなど保有の可能性のある国々も含めて、何度も地球を破壊するだけの核があるとか、本当に恐ろしい状態になっているとのことです。各国のトップが一度ボタンに手を掛けると全てを失う危険性を含んで、私たちは地球上で生活しているのです。 6,000万年も地上で栄えた恐竜王国、最強のティラノサウルスが、一つの巨大流星が地球に衝突したことによって絶滅した大昔のことを想像すると、人類は核兵器の使用によって自ら絶滅する可能性があるのだと思うと恐ろしくなります。子どもや孫たちの未来を考える時、そんな愚かなことのないように祈るばかりです。 74年前、日本は世界で初めて被爆国となり、尊いたくさんの普通の人たちの命が絶たれた現実があります。この過去をもっと声を大きくして国際社会に問題提起する必要があると思います。これは被爆国として世界平和への責任でもあると思います。今年の「平和祈念式典」においても安倍首相は廃絶条約の批准には触れなかったと報じられました。 米国の核の傘への遠慮でしょうか?韓国への対応はたいへん結構でありますし、外交手腕は立派ですが、この点だけはどうも弱腰だと思います。唯一被爆国としての人類に対する責任を果たしていない。ここだけは残念な思いです。私は左派人間ではありませんが!国の世論をバックに世界に発信すれば良いと思うのですが!筋だけは通して欲しいのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019年08月11日 07時49分58秒
|