タンカースジャケット
物欲に負けて、米軍のデッドストックのジャケットを捕獲しました。戦争映画フューリーで、主演のブラッド・ピッドが着用していたのがタンカースジャケットですが、その後継種ということでしょう。この手のジャケットを、現代ではCVC(Combat Vehicle Crewman)ジャケットと呼ぶようです。戦闘車両乗員用といったところですか。MA1のようなフライトジャケットはよく目にするので、珍しいところに興味を惹かれました。まぁ関心のない人にとっては、違いは判らないでしょうけれど・・・”HIGH TEMPERATURE RESISTANT”(難燃性)というのも、フリークにとっては見逃せないポイント。高い熱が加わってもナイロンのように溶解して皮膚に張り付くことのない、アラミド繊維(100% ARAMID)が素材として使われています。かつて山登りをしていた頃、軍手一双が30円位に対しアラミド繊維のやつは2,000円以上もする、それはもう高級品でした。ザイルで火傷したくなかったので、それでも思い切って買いましたが・・・決め手は、チンストラップでしたね。襟の裏側に隠されているのですが、襟を立てた時にその状態で固定できるようになっているのです。寒い時期には、これをやるとマフラーを巻いたと同じ位の効果を実感できます。全体的な印象としては、とにかく作りが粗い!縫製の糸は至るところで飛び出しているし、リブ袖や裾リブもかなりルーズでジャストフィットには程遠い。おそらくレプリカ商品の方が、このあたりは丁寧に作られていると思います。昔の日本軍ではないけれど、「服に体を合わせろ」的な雰囲気が漂います。「なんでそんなモン、好きこのんで着るのか」って?単なるフリークの自己満足です。ハイ!