1、侵入されるイメージ
家には玄関のドアや扉があるように例えて言えば、人の心にも扉が必要であろう 自分の意志でその扉を開閉する、主導権は自分が持っていることが大切である。 当たり前のようだが、 扉がないあるいは扉はあっても閉じることを知らない 開けっ放しであることに気づかない また、扉を閉めていても鍵のないと言わざるを得ない人たちがいる。 これらの人たちは侵入される、のぞかれる、見られるイメージを持っている場合が多い。 逆に侵入されるイメージを持っている人は上記のようだとも言える。 こういったイメージは実際に住んでいる家や部屋の状態にも反映されているかもしれない。 例えば鍵がかけられる自分だけの部屋がなかったり 誰かと共同の部屋だったり、通り抜ける部屋であって鍵をかけられない部屋だったり まったく自分の部屋がなかったりする。 これでは安心して過ごす時間を持てない。 いつも誰かの視線を感じたり、出入りがあって落ち着く時がない。特に思春期にこの状態が続けば「個の確立」は難しくなるだろう。 自分と他者の境界ができにくい環境と言える。 心の扉を自分で開けたり閉めたりするイメージを持つこと。 扉が開いたままだから、外からの声や音はより大きく勝手に入ってくる。 一人で居たい時は、扉を閉め、 外の空気を入れたい時、景色を見たい時、声を聞きたい時には開け放てばよい。 自分の心の扉は、自分の自由意志で開閉するものであることに気づくだろう。 Φ シニフィアン研究所のHPはこちら http://www3.ocn.ne.jp/~desire4/