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テーマ:高校野球(58)
カテゴリ:スポーツの話
ちなみに私は甲子園大会に関して、次のような提案を持っている(一笑に付されるだろうけど)。
1)夏の大会を廃止し、秋に移行する。 2)甲子園使用は準々決勝以降に限定し、3回戦までは周辺の複数の球場を使用する。 3)テレビの全国中継も準々決勝以降に限定し、 3回戦まではNHKの、該当チームの地元局のみの放送とする。 1)に関してはもちろん今まで書いてきたとおり、 8月という季節が暑すぎて野球をするには過酷な状況だからである。 そしてこれこそが本題であり、2)、3)はそのための布石なのである。 要は甲子園大会はもっと地味でもいいと思うのだ。 3)については、現状が異常すぎる、ということが言えると思う。 ニーズがあるんだから仕方ないとはいえ、NHKが地上波とBSの両方をフルに使って 全試合完全生中継するなんてのは、冷静に考えてみればちょっと行き過ぎだ。 受信料を取っている以上、幅広いニーズに対応することもNHKに課せられた 重要な使命だと思うが、野球に興味のない人の声に耳を傾けたことはあるんだろうか? また過度のメディア露出により選手が有名になりすぎる傾向もみられるので、 あらゆる意味で控えめにした方がいいだろう。 2)は大会期間を短縮するための策で、現在高校サッカーが採っている方法と基本的には同じだ。 大会が夏から、学期中である秋に移行になれば、今までと同じ運営方法では 長いところでは7日も8日も待機ということになり、授業に支障が出てしまうので、 何とか期間を短縮しないといけない。 それにベスト8くらいまで勝ち残って初めて甲子園の土を踏める、という方が、 感慨もまたひとしおだろう。 余談だがこの方法だと、阪神タイガースの「死のロード」が短くて済む、というメリットもある。 ただ実際に秋に大会を行おうとした場合、例年大挙して押し寄せる応援団が組めないではないか、 応援団を派遣する都合上、夏休み中である8月が好ましい、という声も出るだろう。 しかし選手の体調管理よりも応援を優先するというのも本末転倒なハナシだ。 また甲子園が盛り上がりに欠ければ、野球人気の更なる低下を招くのではないか、 という声も上がるだろう。 しかし野球人気というのはそもそも、一部の野球校のおかげで持っているものではない筈だし、 もしこれで本当に野球人気が下火になれば、所詮その程度のものだったということだろう。 ともかく甲子園大会が秋に移行し、地味になったからといって嘆くのは、 見ている側の勝手な論理でしかない。 主役はあくまで選手たちであり、それと同時にこれは興行や見世物ではないのである。 私の案はあくまでも極論に過ぎないが、選手を守るためには何か早々に手を打つ必要があるだろう。 そうしないと夏の甲子園大会で、熱中症にやられてバタバタと倒れていく選手が続出しかねないぞ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年07月28日 23時10分59秒
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