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カテゴリ:ふっと思ったこと
私の家では、新聞の購読料は、いつも訪問集金にて支払っていた。
私は口座引落しにした方が都合がいいかなと思っていたが、 妻が訪問集金にこだわっていた理由はただひとつ、「景品のゴミ袋がもらえる」からである。 ところがそんな妻が先日、「新聞代、口座引落しに替えたからね」と言っていた。 私はそれを聞いた時ちょうど忙しくしていたので、ただ聞き流しただけで、 ゴミ袋要らなくなったのかなー、という程度に思っていた。 で今日、たまたま新聞販売店が以前に置いていった「口座引落しのお願い」というような チラシを見たら、口座引落しにした場合の様々な特典がいくつか載っていて、 その中に混じって「領収書をお送りする時に、ゴミ袋を進呈」と書いてあった。 ナルホド、それで妻も口座引落しにする気になったのか、と妙に納得した。 新聞代の集金人の方といえば、ウチに来たときに私も幾度と無く話をしたことがあるが、 あるとき口座引落しの話題になったことがあり、そのときなど急に慌てた様子で、 「頼むから口座振替にせずに、このまま集金を続けさせて欲しい」と哀願されたことがある。 ゴミ袋を配っていたのも、口座引落しに流れるのを引き止めるためだったんだろうな。 新聞の販社というのはある意味、こういった人たちの雇用をしっかりと守っていたんだなと思う。 あらゆる公共料金の中でも、集金人が集金に来るところというのは、最近では記憶に無いからだ。 そんな新聞でさえも、様々な特典を付けてまで口座引落しを推進するようになったということは、 いよいよ本格的なリストラということかな? かつて集金人たちが自分たちの雇用を守るために使っていたツール=ゴミ袋が、 今度はリストラを推進するためのツールとして使われようとしているというのは、 なんともやりきれない気がする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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