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テーマ:今日聴いた音楽(75396)
カテゴリ:音楽の話
『クォリーメン』といえば、ビートルズの好きな人ならすぐにピン!と来るだろう。
これはかつて少年時代のジョン・レノンとポールマッカートニー、そしてジョージ・ハリスンが在籍していた、 ビートルズの前身とも言うべきバンドだ。 先日たまたま聴いていたラジオで聞いてビックリしたのだが、この『クォリーメン』が 初のアルバムをリリースするというのだ。 もちろんジョンとジョージは故人だしポールも入るわけはないし、 残りの名も無いメンバー(みんな60歳代だって!)たちで再結成したそうだ。 まあ言ってみれば同窓会をした記念にレコーディングしました、っていうようなものだろう。 で、ラジオではそのアルバムに収められている『In My Life』という曲を流していたが、 言うまでも無くこれはかつてジョンが作曲してビートルズのナンバーとしておなじみになっている曲のカバーだ。 私も大好きな曲だが、何年か前にビートルズ公式HPのフェイバリットソング人気投票で、 数ある有名曲を押しのけて堂々2位にランクされた、ファンの間でも人気の高い曲だ。 『クォリーメン』がカバーしたその曲はお世辞にも上手い演奏とはいえないものだが、 ビートルズのオリジナルヴァージョンの明るい雰囲気とは対照的に、朴訥で少々枯れた雰囲気は それなりに味のあるものにも思えた。 でも考えてみればこの歌の歌詞って、もともとずいぶんと落ち着いた内容で、 今の『クォリーメン』のような年配のオジサン達にはむしろ合っている。 例えばこの歌の1番の歌詞、大意はこんな感じだ。 人生を振り返ると、いくつかの思い出の場所がある すっかり変わってしまった所もあれば、ちっとも変わらない所もある そこにいた友人や恋人たちのことも思い出す 亡くなった方もいれば、いまだご健在の方もいる このあと2番になると、「これらの想い出も今のキミの前では色褪せてすら見える」というラブソングに なっていくのだが、何だか聴き様によってはちょっとジジくさい感じにも聴こえなくもない。 作者のジョン・レノンはこの曲が発表された当時は確かまだ25歳ぐらいなのだが、 25歳の若僧が作る歌にしては妙に円熟味を感じてしまうのは、私だけだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年10月29日 22時07分20秒
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