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カテゴリ:お酒の話
今日のYAHOOニュースを見ると、サントリーが貯蔵されたウィスキーの原酒を樽ごと売り出す
『オーナーズ・カスク』というのを始めるらしい。 売り出されるのは全部で103樽で、価格は熟成の度合いの違いにより異なるが、 一樽当り50万~3000万円ということだ。 あんまり壮大な話なので一瞬買うヤツなんているのかな、と思ったが、 ウィスキー一樽が700ml相当のレギュラーボトルで換算すると約290本分だということだから、 まあ販売力のある小売店なら売れないことはないかもしれない。 そうなると1本あたりの単価は、最低ラインで約1720円、 アッパーで約10万3400円ということになるか。 もしくはどこかの金持ちが買ってお歳暮代わりにバラ撒いたりとか、 どこかの社長さんが自分の会社の社歴と同じ貯蔵年数の樽を購入して、社員に配ったりということもアリかな。 もうこうなると「ウィスキーを買う」というよりは「ロマンを買う」という感じだな。 そういえばかつてニッカウィスキーが、工場で2日間ウィスキー造りを体験させて、 そのときの原酒を熟成させ10年後に参加者に届けるという企画もあったなー。 こういうのもある意味「ロマンを買う」ものなのかもしれない。 しかし今回のサントリーのこの商法、宣伝効果という意味でもかなり大きいんじゃないかな。 ウィスキーも売れるし、企業イメージもアップ(?)するしで、一石二鳥かも。 特に今はウィスキー産業自体がかなり落ち込んでしまっているから、 (買わないまでも)こういう報道を耳にして、ウィスキーを飲む気になる人が増えてくれると嬉しいなー。 ただ今回売り出したこの103樽、もともとデッドストックだったものなんじゃないか、 と変な勘繰りを入れてしまうのは考え過ぎかな? (だって103樽って数が中途半端だし..........) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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