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テーマ:「屋業」の人々(234)
カテゴリ:仕事のこと全般
先日近所のホームセンターで、レジに並んでいたときのこと、
私のひとり前に並んでいた人が「どこかで見たことのある人」だった。 しばらくあれやこれや考えた後に、彼女が私がよく行く某ドラッグストアの女性店員であることに気が付いた。 その女性店員というのが、これまた素晴らしく愛想のいい、笑顔の素敵な方なのだ。 決して若いというわけではないのだが、私はこの方の気持ちのいい接客に魅力を感じて、 そのドラッグストアに通っている(?)と言っても過言ではないほどだ。 もちろん私とはお互い面識が有るわけではないので、この時は特に声を掛けるでもなく黙っていた。 ところがその方にレジの順番が廻ってきて、レジで係員と接触しているのを何とは無しに見ていて、 ちょっと違和感を感じた。 私の知っている彼女は、常に他人とは溢れんばかりの笑顔で接し、受け答えもハキハキとしているなずなのに、 このレジ係の人に対しては終始仏頂面で、レジ係の言うことに答えることも無く、 ついにひと言も口を利かずにレジから立ち去ったのだ。 終始その光景を見ていた私は、何だか複雑な気持ちになった。 でもまあ、これは私の一方的な思い込みに非があるわけで、 職場にいるときに彼女がどんなに愛想が良くても、それはあくまでも「業務上」での態度であり、 それをプライベートにも期待しても仕方の無いことだ。 要するに、「ON」の顔と、「OFF」の顔という風にも言い換えられるだろうか。 ただこれは人ごとでも無い。 私も同じように見られている可能性があるからだ。 私も自分の店では“超”愛想良くしているから、 うちに来られるお客さんのほとんどは私のことを、そういうキャラだと思っておられるだろう。 しかし私も人間だから、プライベートでもいつもそのようにしているワケはないし、 そうしなければいけないということも無いだろう。 プライベートでもいつでもどこでもニコニコしながら歩いていては、単なる「アブナイおじさん」になってしまうが、 とりあえず他人に接する場面では、やはり愛想良くするに越したことは無いな。 私の「OFFの顔」を見て、どこの誰がどういう感じを抱くか分かったものではないし、 特にウチのような「客商売」だと、それが即、店のイメージに結びついたりしかねないだろうからね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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