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カテゴリ:スポーツの話
大相撲の八百長問題を受けて、日本相撲協会は春場所の中止を決めた。
それだけでなく、それ以降の場所再開についても、期限を設けないという方針を打ち出した。 私は個人的にはあまり相撲に関心はないから、場所が中止になろうがなるまいが、 まったくどうでもいいことだが、それでもこの「中止」という判断には、 いささか違和感がある(「中止」というよりは「自粛」といった方が本質的か)。 ちなみに私は昨年の賭博騒動で、名古屋場所の開催が危ぶまれたときにも、 あくまでも挙行すべきといったようなことをこのブログに書いた。 場所を中止することが、八百長問題を解決するのに最適な方法であるとは限らない。 また問題解決に当って、春場所開催が支障となる、というわけでもなかろう。 あくまでも世間の空気を読んで、「とりあえず、やめとこう」という程度のことではないだろうか。 しかしそれが為に、興業に関わって生計を立てている人たち、あるいは興業によって 経済効果が波及する人たちなど、被害を被る数多の人たちがいることを忘れてはならない。 それに何よりも、本場所を楽しみにしている相撲ファンを失望させている。 春場所を止めることによって、どのように取調べを行なっていくか、 あるいは春場所を行なうとしたら、その取調べに何らかの支障が出るのか、 それが具体的にハッキリと説明されない限り、春場所を止める大義にはならないように思う。 八百長問題の根っこの部分を解明し、再発防止に努めることと、相撲興行そのものを全うすることは、 どちらかを優先し選択するというものではなく、どちらも同じように責任持って為さなければいけない ことではないか。 よって、春場所は予定通り行なったほうが良いのではないか、と思う。 なに、こんな騒動が持ち上がった直後だし、力士たちも否が応にもガチンコ勝負を せざるを得ないだろうから、いつもの場所よりもずっと白熱して面白くなるかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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