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2011年02月13日
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カテゴリ:映画・テレビの話
先日NHK-BSで放映された映画だ。
この作品は1926年製作の、いわゆる無声映画だ。
役者のセリフはなく、セリフの部分は字幕で補っている。
そして背後にはずっと交響楽団の奏でる音が流れている。

1926年といえば、日本では昭和が始まって間もなくの時期で、
個人的には私の両親が生まれるまだずっと前だ。
そんな時代の作品だから、これはもう今現在作られているものと、
同列に評価するなんてことは出来ない。

こんな大昔のフィルムが、(多少手を加えられているとはいえ)これだけのクォリティで
残されているというのは、それだけで感激モノだ。
後で調べてみると、80年代に映像をカラー化し、音楽をコンテンポラリーなロックサウンドに入れ替えた
「リメイク版」も出ているが、やはり私は「レトロ的価値」から言っても、こちらの方に軍配を上げる。

それにしても昭和の初めのこの時期に、このような「未来都市」だとか「人造人間」という感覚が、
これほどまでに明確に映像化されていることは、非常に興味深い。
確かにスタジオセットなどはさすがに陳腐な感は否めないが、このあたりはご愛嬌というべきか。
また、かなりの人員を費やしたであろうエキストラの動きも、
かなり無機質的に見えるほどにまとまりが見られる。

ストーリーもしっかりしてるし、スピルバーグあたりで今リメイクをしても、面白いんじゃないかな?





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最終更新日  2011年02月14日 01時07分20秒
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