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何でだかわからないんですが、昔 千手観音様の夢を見たことがありました。
サッカーボールになった私を30人くらいの千手観音様が代わる代わる蹴るという不思議な夢でした。 仏教徒でもなく、仏像に関しては学識的にほぼ0の私のもとに千手観音様の団体が なぜゆえに・・・ オールカラーの印象深い夢でした。 小学生の頃の夏休み、伊賀市下柘植(しもつげ)にある霊山寺というお寺に宿泊させてもらったことがありました。そのお寺のお堂の中に観音様が祀られていたような気がしています。 まだ名阪国道が建設されていなかった時代のことです。当時大阪市内に住んでいた知り合いのおばさんが戦時中に疎開していた(?)場所だと思われ、そのおばさん家族と子供数人でハイキングを兼ねて連れて行ってもらった記憶があり、霊山(標高765.8m頂上からは伊賀盆地が見渡せる)から少し下ったところの、周囲4,3㎞、貯水量105万tの潅漑用水(田尻池}にプール感覚で飛び込み溺れ、おじさんに怒られながら助けてもらったという痛々しい思い出があります。 霊山中腹には美しい白藤滝(当時はそういう名前ではなかった)があり修業をしている人もいました。下山時は自然道の荒い山道だったので国鉄柘植駅まで泣きながら歩いた記憶が心にあります。 https://igakanko.net/?p=668 https://sotoyamaasobi.com/trekking/reizan/ 夢の謎解きもわからぬまま年月は過ぎ、私は山や森の景色が大好きな大人へとなっていきました。最近では家の庭木の枝でモズが遊んでいるのを見たり、季節になるとビワの木や青梅の木の産物をウグイスやヒヨドリと共有し合あったりするのが喜びになっています。 そんなある日、 あるYouTubeにが留まり、わたし的に そうか! って腑に落ちることがありました。 「山田五郎オトナの教養講座」の『みうらじゅん仏像独自考察・千手観音の正体は○○説』のお話です。 https://www.youtube.com/watch?v=9wvJ9XxY0ZQ&t=648s 仏像マニアでもあり仏像の写生が趣味で「ゆるキャラ」という言葉の命名者でもあるみうらじゅんさんによれば、 etc. 十一面千手観音菩薩 不空羂索観音 御神木から作り上げられるのが仏像であるから、千手観音の胴体は神木で千手は枝であり樹木の聖霊を現わしているのではないか、右の不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん/ふくうけんじゃくかんのん)の手は6臂で虫を元とした聖霊ではないか、コガネムシ=6臂=コガネ色に色に光っている なるほど‼ 納得。 そうだったのか・・ 奈良時代、日本古来の神木信仰と外来の神様である仏像信仰が神仏習合という形で落ち着いたというわけです。それゆえに日本の仏像には不気味な世界観があるとみうら氏は語っています。 現代社会で愛されるご当地ゆるキャラも特産物の聖霊がフィギュアとなって現れた八百万(やおよろず)の神のひとつだそうです。 可愛くて癒される神様たちですね。 手に縄を持っているのが特徴です。羂索は縄や罠を意味します。もれなく人々を救う仕掛けを表現しています。 一面八臂が標準的ですが、顔や手の数は多彩です。 顔は一面、三面、十一面、 また面相も忿怒と菩薩顔があり、多種多様の仏様です。 仏教と仏像には蒙昧無知な私ですが、自然崇拝の観点からみうらじゅんさんに共感したのでこのブログを書きました。/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.05.24 16:28:52
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