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村井亮介の いまどきノベル

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村井亮介3

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Sep 5, 2010
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★コメディ小説「若君っ貴公子のご自覚をっっ」第41回


第4章 反逆者


そして火曜には学校でようやく孝太は部活に入部したのだった。


剣道四段で中学の県大会で準優勝の孝太は


剣道部に熱烈歓迎されたことはいうまでもない。


「ねー、孝太君さ、クラブも決断したんだから、


ついでに彼女も決断しなさいよ」



大島ユカが相変わらずの調子で孝太に絡む



「なんだよ、それ」


「ほらほら、隣に『アタシ、アタシ』って心の中で挙手してる美女がいるわよ」



ユカに指さされたアイは泡をくった


「ちょっと、なによそれ、


いつあたしがそんなに物欲しそうにしたのよっ」


「む」


「あははは、二人とももうじれったいんだから、


ねえ、二人つきあえばいいのに~~」



「お前に言われる筋合いじゃねえよ」


「あー、こいつね、バイト先の社長秘書と仲良くなって骨抜きだからもうだめだわ」


と睨むアイに孝太はくってかかる



「なんだよ、そんなことねえよ。


いつ俺へ骨抜きがなんだよ」


「ほらほら、今の聞いた~?


動揺して日本語おかしくなってたっしょ」


「む」


「ねえ、孝太君、それなんの話?


社長秘書ってホントのこと?」


いつも人のことに首を突っ込むのが好きなユカは興味津々だ


「・・・・」


「まあね、こいつの代わりに弁解してあげるとね、


ややこしいことに巻き込まれてるのよ」


「えーー、なにそれ、大丈夫なの?」



つづく


※この作品は最近別の名前で某ケータイ小説サイトに
発表したものです。




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Last updated  Sep 5, 2010 12:44:27 PM
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