カテゴリ:雑感
はー、どうして最近は身の回りに心配が多くなったのか、と思ってしまった。
やっぱり、こういう年代に突入してきたのかな。 お昼にうどんを食べていた時に電話あり。 同じ会社で仕事をしているMさんのご主人からだった。 Mさんとご主人とはうち夫婦とカラオケなんかにも一緒に行くし、パーティなんかではよく顔を合わすが、ご主人から私に電話が直接かかるようなことは初めてだったので緊張が走った。 うどんを食べるのをやめ、何があったのかと思って耳を傾けていると、どうもMさんが昨日の夜、仕事が終わってから家で倒れたらしい。 *ちなみにMさんは日本人だがご主人はイギリス人。 実は、私は金曜は先週の土曜出勤の代休だったので、Mさんが具合悪かったかどうかは知らなかった。 ご主人の話では、Mさんは何か心臓に問題があったようで、すでに入院していて、今夕手術するのだという。 私は一応Mさんの上司になるので、月曜からの会社の都合もあるのでご主人は電話してきてくれたのだが、それにしてもMさんがそんなに急に入院し、すぐ手術だとは信じられない。 一旦お見舞いの言葉と、月曜以降のことはとりあえず心配しないでいいからと言って電話を切った後、私ともう一人同じタイトルで仕事をシェアしている立場のSさんに連絡。 彼女は金曜も特にMさんが具合悪そうには見えなかったそう。 ともかく、私は上司に電話する。 (注:私もSさんも、それにMさんも他の同僚も全員コイツが大嫌いなのだ) 会社の携帯=切れている。コイツの携帯がONだったことはほとんどない。 そいつの自宅=ずーっと話し中。インターネットか? 仕方なく、出したくもないそいつの個人メールに用件を書いて出した。 Mさんのご主人の第一報時、結構私も動転していて「できることがあったら言ってね」とも言えなかったのに気づいた。 この動転にもわけがあり、Mさんのおかあさんも先日、心臓の手術をしていたので、最初、Mさん自身のことを知らせてくれているのか、Mさんのおかあさんがお悪くなって一時帰国するということなのか、混乱してしまった場面があったのだ。 それで、もう一度Mさんのご主人に電話して「もしも、日本のご実家に連絡しないといけないのなら、私が話したほうがいいと思うから、言ってくれたらいつでも電話するし、ほかにもできることがあったら言ってね」と言った。 Mさんはなんにでも真剣に取り組むいい子だし、自分の好きなことにも一生懸命な部分が好感が持てるし、そのMさんが可愛くて仕方ないご主人もとてもいい人なのだ。 その後、予定では出かけるつもりだったけど、とても気持ちがふさいでおみこしが上がらない。 Mさんはまだ30代に足を踏み入れたばかりなのに、どうしてそんな…と思うと、かなりショックだったから。 でも、ちょうど来週末から日本に帰省するので、お土産を買うならこの週末しかない…ということでやっぱり出かけた。 8時頃、家に帰ると留守電にご主人からのメッセージ。 おや? 一度それを聞いた私は、私が何か勘違いしていたかも知れないことに気づき、ダンナに「ちょっと聞いてみて」と頼んだ。 …大きな勘違いをしていた。… Mさんが手術したのは、なんと「膝」だったのだ… 私は力が抜けてしまった。 ご主人がたぶん「Hard」とか言ったのを「Heart」と聞き間違えたかも知れない。 そう言や、ご主人は私が「前にもそんなことがあったの?」ときいた時「膝は悪かったんだけどね」とは言っていた。 私は、ことが重大なので、心臓という言葉を出せずに「そんなこと(This Problem)」と何回か言った。 はぁ~、私ってあわてもの。 特に家でダンナと二人でいる時間は、いまだに英語でかかってくる電話はそれだけで緊張するんだけど、入院・手術と聞いて、よけいびびってしまったのだ。 と言いつつ、私の仕事は実は毎日、日本からヨーロッパに来る人々の入院・手術・緊急医療搬送とかを扱っている仕事なのである。 仕事はやっぱり仕事としてやっているからか、Mさんがあまりにも近い人だから動揺したのか、今日のような対応じゃダメだなぁと思ってしまった。 でも、よかったよ、Mさん。 しばらくはリハビリも必要だろうけど、命に係わる手術にならなくてよかった。 勘違いにこのくらいほっとさせられたことも最近めずらしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年03月28日 09時12分08秒
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