カテゴリ:日本
さすが、京都はこの時期はもう蒸し暑いんやね~。
先月帰って来た時はまあ、東京に四日と京都に四日だけで、20度を超える日とそうでない日があったけど、今回は京都はもう初夏。 昨日成田に到着した時はだいたい午後3時頃で16度くらいと、ここまではあまりロンドンと変わらなかったのに、その後、だいぶ経ってから伊丹に着いたら、午後7時になっていたというのに成田より蒸し暑かった。 一ヶ月ぶりで、肺ガンの手術の後で退院して自宅療養している母の顔を見た。 市場におかずの材料を買いに出る時等は杖を使っている。 杖で歩くこと自体がどうこういうことはないみたいだが、困るのは、昔からの土地柄なので、市場で会う人会う人「いやぁ、どうしゃはったん?」ときかれることらしい。 きくほうは一回でいいが、答えるほうは日に何回も答える立場である。 そうでなくても右肺の半分くらいを切ってしまった身には、普段なら何も感じない言葉の受け答え自体がかなり厳しいらしい。 冗談で「ほな、胸から『私、4月に右肺の上半分くらい切ってしもて、一ヶ月入院して退院したとこでしゃべるのもしんどいし、なんぞあったら手紙でも書いとおくれやす。ゆっくり返事しますさかいに。』て書いて吊っとくか?」と言って笑っているが、常々、遠いところで生活していて、おいそれと近くに来てやることのできないのは私自身も精神的にしんどい。 父もどちらかというと昔の人間に属しており、ほんとうにほんとうに簡単なもの以外、だしを取るような煮炊き等のおかずはまったくできない。 昔から外で人に会うことが好きな父は、これまでの自分のスケジュールは母が家のことを切り盛りしていたという基本の上に成り立っていたことがやっとわかったようで、母がちゃんと動けるようにならなければ、自分の日常に差し障りが出るということのストレスを感じてきていた。 ま、これから二週間の間、自分の休暇ではあるが、この際は家のお手伝いさんに徹し、父・母のペースをそれぞれ元に戻してやれるよう奉仕するしかないなと思っている。 こういう悩みはきっと20代で希望に満ちあふれて留学でもしてみたい、と思っているような年代の人にはきっとまだわからないだろうな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年03月28日 09時21分14秒
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