カテゴリ:コスメ
えーと、まあそういうことで今週も短く書くか、サボるかのどちらかにしたいが。
この間、物欲があまり無くなったと書いたが、それはホント。 今のところはいろんなブツを見ていても、それをどうこうしようという食指が動かない。 むちゃくちゃガマンしようとしなくても大丈夫。 とは言いつつ、さすがに何も買わないわけにはいかないので(どないやねん)Yちゃんを送って行った帰りにちょうど切れたところだったのでシャンプーとリンス(1個買えば1個タダ)を買った。 クマイチが「1個タダならボクも買おうかなぁ」と言うので「もう切れるんか?」と聞くと「ううん、まだ」 「ほな、やめとき」 セッション終了。 イギリスというところは女性の美意識がひょっとしてヨーロッパの他の国よりも低いのではないかと思うのは、気のせいではないように感じる。 以前、時々お世話になってたCCB PARISというコスメの通販ブランドはもう5年ほども前にイギリスから撤退したが、日本では相変わらず健在だ。 昨夜、ちょっとコスメのブランドをネットで見ていたら、なんとヘレナ・ルビンスタインがイギリスから撤退したことを知って驚いた。 高いから、そんなに何度も買ったことはなかったがヘレナのような大御所ブランドがイギリスから手を引くというのはよっぽど売れないからだと思うが、これもイギリス人女性の美意識の低さから来るのかなと短絡的に考えてしまった。 日本や他のアジアでは相変わらず化粧品市場の勢いはかつてない活況を見せている。 それもアットコスメで見られるような口コミで流行るコスメの世界は天井知らずのように思われる。 ここのアットコスメは、口コミだけで300万以上も投稿されているすごいサイトで、最近は前ほどには見なくなったけど今でも週に1回くらいはここをみる。 女性雑誌の中で部分的にコスメ情報を扱う雑誌の他、コスメだけに終始する雑誌も増えたが、どうしても雑誌の特集は「このシーズンはコレが来る」という形で、結局は「コスメのメーカーが売りたいものを特集している」だけだということがわかる。 だから、同じ時期に違う雑誌を買っても、結局は横並びで同じ商品が掲載されている。 もしくは年末近くなると「今年はこれが売れました」という総決算ばかりで、実は細く長く売れ続けているベストセラーを掲載する雑誌もないことはないが、頻度が極端に少ないのは、結局こういう雑誌もコスメのブランドと結託しているということで、すでに着実に売れ続けているものよりも、できるだけ新商品を宣伝して、これから新たなロングセラー商品を作り出そうとしているということなのだろう。 しかし、このアットコスメに代表される口コミというのは怖いもので、決して雑誌で得られない情報が山のように網羅されている。 山のように網羅されているが、信頼度も低い。(爆) 結局は自分がどれを信じたいかというそれだけの話になってくる。 その代わり、この口コミ商品の強みは「安いものが売れる起爆剤になる」というところだろう。 女性がモノの価値を語る時の評価は辛らつで簡単だ。 1)値段が安いわりには効果がある 2)高いけど、いい 3)いいけど、高い 1)は明らかにコストパフォーマンスで勝利を勝ち取った商品につく冠である。 価格の多寡に関わらず「買って使ってみて腹が立たない」と言わせる商品はすごい。 問題は2)と3)である。 言葉は同じでも、この「高い」と「いい」のどっちが先に来るかで明暗ははっきり分かれる。 「高いけど、いい」と言われたものは、それだけの金額を払える人口が読めれば、その数だけは絶対に支持される商品だし、ある程度は今後の戦略が考えられると思う。 「いいけど、高い」と言われたものの将来的な展望は測り難く、消費者にとっては買わない・買えそうにないほうの心理の比重が勝っていて、今後近いうちにポシャってしまいそうな商品に思える。 口コミのコスメは今や二極化ではなくて三極化というところだろうか。 *安いからケチケチせずに使えるだけ使うことで効果が出ている(と勘違いできる)商品 *よくも悪くも中庸を行く商品・・・これ以上高いものはちょっと躊躇するが、これより安いものを使って妥協する生活を送るのはイヤ、みたいな *この大枚をはたいて買う心意気で効果に期待するところで力を得る商品 女心は難しい。 それ以外にも最近気づいたことがある。 例えばこういう商品。ドクターシーラボのアクアコラーゲンゲルとかエバメールのゲルクリームとか。 このへんの商品は女性ならおなじみだと思うが、ふれこみが同じ。 「化粧水・美容液・乳液がコレ一つでOK」という売り方ね。 これは非常に心惹かれる殺し文句だ。(笑) 特に毎日多忙な女性・・・仕事で忙しい女性や、家事や育児に忙しくて自分のことにかまけている時間がない女性・・・にとっては救世主のような存在とも思える商品だ。 で、これらを買ってみる。(いや、買ってませんよ、決して) で、しばらく使う。 つまんない。 つまらない、のだ。 おもしろいもので、最初にこういう商品の広告を見て「おお、これ一つで全部の希望を満たしてくれるなんて便利。これ一つで本当にトラブル知らずの肌になるならステキ」とそう思って、いざ買ったコレを使ってみた感想。 「コレだけ?」 最初は手順の少なさと効果の大きさ、というキャッチフレーズに惹かれて買った商品であることをきれいさっぱり忘れてしまう。 しばらくそれを使ってみたある日、鏡でためつすがめつ顔を眺めてみても、それを使う前とはそんなに代わり映えしない自分の顔に気づく。 「だめじゃん・・・」 ここで女性は一つ納得する。 「やっぱり、この年になったら顔には手をかけなきゃ」 ということで次に探し始めるのは例えばSK-IIのこういうライン使いモノ。 「取り替えのきかない自分の顔だもんねー、やっぱりそこそこは手間ヒマかけてがんばんなきゃ」 こうして女性はもう一度、キレイになるには儀式が必要という結論に達する。 化粧水には化粧水、美容液には美容液、乳液には乳液のそれぞれの役割があって、それが作用してキレイになるんだからと達観して、一気にライン使いに突入する。 しかし、ライン使いの特徴として、それぞれのアイテムは同じ比率では消費されていかないという決定的なダメージがある。(笑) どうしても化粧水→美容液→乳液の順でなくなり易く、他のものが残っている間に化粧水を調達しないといけなくなるが、じゃあ次に同じラインの化粧水を絶対補充するかというとそうもいかないのが現実だ。 ライン使いを決心した時には清水の舞台から飛び降りたつもりでまとまった出費を自分に許したが、今度もそうするかというと、ここで初めてその化粧水単品が意外に高いことに気づく。 そしてさらに気づくことに、あれほどまでに決意してライン使いでレベルアップしようと意気込んだにも関わらず・・・あまり変わっていない。(爆) そう言えば「値段を気にせずにバシャバシャ使える化粧水っていうのが人気あったな」と口コミサイトで見たドラッグストア売りの化粧水を思い出す。 こうして女性は、いつまで経っても定まらないお手入れ用時間と手順と経費を費やして月日が経っていくのではないだろうか。 あ、私だけ、ですか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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