50歳を過ぎて報徳を学び、静岡県において報徳社を数多く創設し、報徳の普及に「骨の髄まで尽した」安居院先生の生涯は現代の超高齢化社会の「よきお手本」となるものと考えます。
令和6年6月吉日 静岡県総合教育センター「あすなろ」図書館 様 春暖の候、ご清祥にお過ごしのことと存じます。「現代語訳 鷲山恭平著『報徳開拓者 安居院義道』」を出版致しましたので、謹んで寄贈させて頂きます。 鷲山恭平著『報徳開拓者 安居院義道』は、大日本報徳社の鷲山恭平氏が82歳の時、昭和28年12月25日に発行した安居院義道(庄七)に関する伝記です。今から70年前の著作物で、安居院庄七研究にとって非常に大切な名著ですが、旧漢字、旧仮名遣いで、文体も現代人には読むのが難しくなっています。 曽孫にあたる大日本報徳社社長鷲山恭彦先生から「読みやすくしてください」とお話しがあり、『現代語 安居院義道』を発行致しました。鷲山恭彦先生には序文を寄せていただきました。 昨年9月には鷲山先生や共同編集者と共に、秦野市農業協同組合の宮永均組合長の案内で秦野視察を実施しました。その過程で「相州北秦大住郡横曽根村仮趣法」などの安居院庄七の報徳仕法に関する新たな資料を発見し、本書に原文と現代語訳を収録することができました。また「資料編」において安居院庄七の農書についても、原文と現代語訳を収録致しました。 『現代語 安居院義道』編集に当って、東京大学戸石先生の「安居院庄七の報徳運動と参詣講」https://www.jkri.or.jp/PDF/2020/sogo_80toishi.pdfの論文に啓発されるところが大きく、本書は安居院庄七の前半生の大山御師・庄七に着目するものとなっています。戸石先生には書評を頂戴し、あとがきに収録させていただきました。 50歳を過ぎて報徳を学び、自家の穀物商で元値売りを実践し、近隣の横曽根村に報徳仕法を指導し「ためし試みてその印あらわさんより、二人に教え、二人より一村に教え、一村より郡国へ伝え、諸国用うとなれば、国益の第一と知るべし」(万作徳用鏡)との志を抱き、静岡県において報徳社を数多く創設し、報徳の普及に「骨の髄まで尽した」安居院先生の生涯は現代の超高齢化社会においても、「よきお手本」となるものと考えます。総合教育センター図書館に蔵書としていただき、静岡県に報徳の教えを伝え、報徳社を続々と設立させた安居院庄七の偉大な功績を県民の皆様に広く知って頂ければと存じます。「現代語訳 安居院義道」を蔵書とする図書館(2024年5月31日)*太字は5月31日新たに蔵書となった図書館。国立国会図書館東京都立図書館 栃木県立図書館 静岡県立図書館 奈良県立図書館大学図書館20お茶の水女子大 鹿児島県立短大 鹿児島純心女子短大 関西国際大 九州大静岡大 静岡県立農林環境専門職大 静岡文化芸術大 大東文化大 日本女子大 福岡大法政大 横浜国大 酪農学園大 高崎経済大 宇都宮大京都大 岩手大 福岡大 北海学園大各県公共図書館福島県 新地町 会津若松市 相馬市 南相馬市神奈川県秦野市図書館 郷土&教材室 館内利用伊勢原市図書館 一般 レファレンス室 貸出可厚木市図書館 貸出可松田町図書館 新着 貸出可相模原市相模大野図書館 開架 禁静岡県静岡市図書館 牧之原市図書館 富士宮市図書館 浜松市図書館1中央 2 中央 3 南 4 東 5 南陽 6 城北 貸出中7 舞阪 8 積志 9 天竜 10 春野 11 引佐 12 三ヶ日13 都田 14 雄踏 15可新 16 北 17 細江沼津市図書館 湖西市図書館 川根本町図書館 東伊豆町図書館 森町図書館 石川県 羽咋市鹿児島県 指宿市*「現代語訳 安居院義道」は大日本報徳社で取り扱っています(^^)