【伊豆大島珍道中】旅立ちは「さるびあ丸」にて!(第1話)
皆様、おはようございます。いかがお過ごしでしょうか?
今日から数回に分けて、先日の夜行日帰り弾丸ツアーで行った、伊豆大島への珍道中のお話をしたいと思います。しばし、旅日記にお付き合いいただけますと幸いです。
きっかけは東海汽船のFacebookページで見たPR記事から。それは大型客船「三代目さるびあ丸」と高速艇「セブンアイランド結」が就航1周年を迎えるのを記念して、この2隻で行く往復割引きっぷを、期日・枚数限定で売り出すというものでした。
料金は、往路が「三代目さるびあ丸」の特2等(寝台室)、復路が高速艇「セブンアイランド結」利用で、5,670円。つまり「コロナゼロ」というキャンペーンでもありました。
このパックでは、大島へ行っても神津島へ行っても同一料金ですが、それなら滞在時間の長い伊豆大島へ行きたいと思い、チケットを予約すると同時にレンタカーも手配。
その時点では、大型客船が大島で岡田港、元町港どちらへ入るか分からなかったので、レンタカー屋さんにその旨問い合わせたところ、
「朝の大型客船は、岡田港へ入港しますよ。ですので、岡田港までお迎えに上がります。」と教えてくれました。
そして旅立ちの7月19日。少し早めに、竹芝桟橋へ。ここの窓口で予約番号を告げて、チケットを発券します。
今回のチケットの特典でもある、オリジナルの御朱印帳ならぬ「御船印帳」をいただきました。第3セクターの鉄道会社で「鉄印帳」が始まったので、それの船バージョンの様です。これでまた、船旅が楽しくなりました。
22時半頃、乗船のアナウンスが入り、船内へ。タラップを渡って船へ入ると、この様な案内所がありました。ここには公衆電話の他、乗船記念のスタンプも置かれています。
こちらが特2等(寝台室)の廊下です。2等室ですから、そんなに凝った造りではないですが、デラックスさを感じます。
特2等(寝台室)です。4名で1ユニットになっています。広さで言えば、ちょうどカプセルホテルのベッドと同じ位の大きさで、枕の辺りの壁には、室内灯のスイッチとコンセントがあります。コンセントがあるのは、スマホ時代の今となっては便利ですよね!
22時55分、出発5分前を告げる銅鑼の音が鳴りました。この出航前の銅鑼の音、客船ならではの音ですね!そして東海汽船ではお馴染みの「われは海の子」のオルゴールが鳴り、船内放送が始まりました。大島の岡田港へは明日の朝5時頃に到着予定との事でした。また2等室で貸し毛布を使用する場合は、券売機でチケットを購入して、回ってきた係員に渡すように、と案内もありました。ちなみに特2等(寝台室)には、毛布は完備されています。
それでは船内を見てみることにしましょう。
2等室のあるデッキの廊下部分です。昨年就航したばかりなので、とても明るいです。
2等室の一般船室です。この様にパーテーションで区切られており、プライバシーが重視されています。これなら女性の方も安心ですね!
2等椅子席です。夜行高速バスの様なフルリクライニングシートが並んでいます。
リクライニングシートを倒した状態です。リクライニングの角度もそれなりにあり、フットレストもある事から、乗り心地はまぁ良さそうですね!夜行便よりも、伊豆諸島からの帰り便の時にはいいと思います。
「アンクルトリス」でお馴染みの柳原良平氏による、デザイン画です。
船内にある自動販売機コーナーです。ソフトドリンクとアルコール、両方発売しています。最上階にはレストランもあるのですが、コロナによる緊急事態宣言のため臨時休業。1等室は施錠されていて、見る事が出来ませんでした。(空きがある場合は、船内で差額を払ってアップグレード出来るようです)
この「さるびあ丸」という船は、1973年(昭和48年)に初めて登場したそうです。
1979年(昭和54年)に、当時通っていたスイミングスクールの夏合宿で新島へ行った時、熱海港から新島までと、帰りの新島から竹芝桟橋までこの「さるびあ丸」に乗った思い出があります。この時は往路の「さるびあ丸」が結構揺れ、他の子どもたちはグロッキー状態だったのに、私は平然としていて先生方を驚かせた事があります。
そして二代目の「さるびあ丸」には、2009年(平成21年)と2010年(平成22年)に、東京湾納涼船で乗りました。これは、東京~神津島航路の夏の間合い運用として19時15分に竹芝桟橋を出航し、東京湾内を1時間45分かけてクルーズし、21時に戻ってくるというものでした。船内ではビールやチューハイ、ソフトドリンクが飲み放題の「船上ビアホール」で、夕涼みを楽しみながらお酒を味わうことが出来ました。(但し、フード類の持ち込みはダメで、チケット制で船内で購入する)
また、この東京湾納涼船ですが、月曜日から木曜日(祝日は除く)の乗船の際、浴衣姿で乗船すると1,000円割引、というサービスもありました。去年と今年は、コロナの影響で運休になったのが惜しまれます。
その後、三代目の「さるびあ丸」が昨年、デビュー。一昨年の秋に旅行会社・トラベルロードの企画で、下関の三菱造船所まで進水式を見に行ったのも今では懐かしき思い出です。
昨年には、二代目と三代目の「さるびあ丸」の世代交代の儀式も見ることが出来、そして乗船できる機会が得られました!思わず、気分もワクワクしてきます。
そんな事を感じている内に、船内放送が「間もなく消灯」というアナウンスを告げました。ここからはもう、おやすみ態勢。目が覚めたら、もう伊豆大島。明日が楽しみです。
それでは、次回をどうぞお楽しみに。
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