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女神たち

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Mar 27, 2023
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カテゴリ:讀書録


おそらく 現代の世界において 最も影響力を持つダーウィニストであり思想家の

リチャード・ドーキンス氏の 飛翔すなわち飛ぶということをテーマにした

本当に豪華な一冊です (’価格もそれなりです)

そして 豊富に掲載された ジャナ・レンゾヴァーさんの 美しい挿画だけでも価値がありますね


この地球上で 重力の圧倒的な力のもとで生存している生物が

重力に逆らって 空を飛ぶためにどのような仕組みをもっているのか

その能力によって どのような恩恵をうけているのかを解説します

それは動物だけに留まらず 微生物や植物がどのように 大空を利用しているか

また 自力では飛ぶことのできない人類が どのように飛ぶことに挑戦して 月にまで到達したのか

とにかく 飛翔について縦横無尽に語りつくして 興味深かったです


ドーキンス氏といえば 今までもダーウィニズムの著作を数多く著し 進化論を啓蒙し

特にアメリカ社会で広く支持されている「創造論」を攻撃してきましたが

本書でも 「教育水準の高くない社会には大勢いる」 と 過激な言葉で攻撃しています

しかし 反証となるべき進化論の解説といえば

いまだに 長い時間をかけた変異と適者生存を述べるにとどまり

正直 頑固に古くさい説にしがみついているだけのように思います

創造論に肩入れするわけではありませんが

突然変異と適者生存の自然選択のネオ・ダーウィニズムに まったく納得できていないのは

私だけなんでしょうかね・・・バカなやつと笑われるかもしれませんが


​『​ドーキンスが語る飛翔全史』​​
 FLIGHTS of FANCY  (2021)

 著 者 リチャード・ドーキンス

 挿 画 ジャナ・レンゾヴァー

 訳 者 大田直子

 発行所 早川書房

 初 版 2023年1月25日

 目 次

  第1章 空を飛ぶ夢

  第2章 飛ぶことは何のためになる?

  第3章 飛ぶことがそれほどすばらしいなら、なぜ翼を失う動物がいるのか?

  第4章 小さければ飛ぶのは簡単

  第5章 大きい体で飛ばなければならないなら、目いっぱい表面積を増やせ

  第6章 動力のない飛行ーーーパラシュートと滑空

  第7章 動力飛行とその仕組み
  
  第8章 動物の動力飛行

  第9章 空気より軽く

  第10章 無重量状態

  第11章 空中プランクトン

  第12章 植物の「翼」

  第13章 進化した飛ぶ動物と設計された飛ぶ機械のちがい

  第14章 半分の翼は何になる?

  第15章 外へ向かう衝動ーーー飛翔を超えて





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Last updated  Mar 27, 2023 02:26:28 PM
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