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テーマ:海外長編SF小説(39)
カテゴリ:讀書録
本書は 2014年2月に読んでいるのですが このところイーガン完全読破計画のなかで もう一度読みたくなったのです しかし 再読といいましても 10年もたっていますし 私の記憶力の無さのおかげで 初読みと変わることなく楽しめました それが いいことなのかは別問題ですが 楽しい読書のために記憶力不足は役立ってます とはいえ イーガン・ハードSFの最高峰と称される本書 初読みとかわらず かなりハードな読みごたえでした なにしろ おなじみである物理学を 一から異なった文化や言語で語るのですから もともと 物理の素養に欠しい者にとっては しばしば置いてきぼりをくらっちゃいました また 本書の特徴は 奇数章と偶数章で まったく異なる物語が語られることでしょうね 奇数章では 遥か未来の アップデートされた人類の子孫が主人公ですが 偶数章では 謎の異星生命体が 謎の場所で生活しているのです まあ常識的な読書人としては この二つの物語が最後には合流して・・・ なんて流れを 思い浮かべるに違いありませんが さすがイーガン先生は この二つの物語で とんでもない世界を構築しちゃいます やはり イーガンは スペシャルなSF作家さんです もし10年後に 本書を再再読するとしたら 私の知識はこの物語を楽々と理解できるレベルに到達しているでしょうか もしまだ生きていたら 挑戦してみようかな・・・ 『白熱光』 INCANDESCENCE (2008) 著 者 グレッグ・イーガン 訳 者 山岸真 発行所 早川書房 新☆ハヤカワ・SF・シリーズ 5012 初 版 2013年12月15日 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 12, 2024 04:54:01 PM
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