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女神たち

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Mar 21, 2024
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カテゴリ:讀書録


今まで 地球の歴史や 地球の構造に関する本は かなり読んできましたが

本書は「化学」という切り口で 地球史や地球の構造を解説しているのが新鮮で

新たな知見を数多くいただきました

といっても「化学」は 学生時代に数学と並んで絶望的なほど苦手な科目でしたので

はたして どこまで理解することができたのか そして記憶することができたのか

正直 心もとなく感じてはいますけど・・・


「化学」といえば 試験管やフラスコで実験しているイメージなので

それによって この巨大な惑星「地球」を どうして解き明かすことが可能なのか

かなり疑問を抱きながら読み進めたのですが

マントル 地殻 海洋 大気を 循環する 様々な物質の化学作用が

現在の地球の構造をかたちづくり 変化させてきたか

また その過程で生物が作り出した物質が どれほど重要な役割を担ってきたか

地球物理や地質学だけでは知りえなかったことを 沢山知ることができました

そして こうした物質の大循環をなしえたのは 太陽系の惑星では地球だけだという

あらたな 奇跡の物語 面白かったです


​『地球46億年 物質大循環 地球は巨大な熱機関である』​​

 著 者 月村勝宏

 発行所 講談社 ブルーバックス B-2251

 初 版 2024年1月20日

 目 次

  第1章 ​太陽系にある元素と揮発性物質​ 地球を構成する物質
   1-1 太陽系の元素
   1-2 揮発性物質
   1-3 水:最も重要な揮発性物質
  第2章 ​太陽系惑星と原始の地球​ 地球はどのようにできたのか
   2-1 太陽系惑星のでき方
   2-2 熱かった時代の地球の変化
   2-3 熱い地球から冷たい地球へ
  第3章 ​地球の物質循環​ 地球の物質循環とは何か
   3-1 プレートテクトニクスの発見
   3-2 地球の3つの物質循環
   3-3 高温でできた鉱物と低温でできた鉱物
   3-4 地球での反応をエントロピーで理解しよう
  第4章 ​ゆっくり変化した地球​ 変化する地球
   4-1 消えた二酸化炭素
   4-2 成長を続けた大陸地殻
   4-3 縞状鉄鉱床
  第5章 ​物質循環の中の生命の誕生​ 生命はどのように誕生したのか?
   5-1 初期地球に有機物ができた謎
   5-2 初期生物のエネルギー源の謎
  第6章 ​二酸化炭素と大陸地殻​
   6-1 二酸化炭素と大陸地殻の循環反応モデル
   6-2 大陸地殻表面での二酸化炭素と鉱物の反応
   6-3 海での炭酸塩鉱物の沈殿
  第7章 ​粘土:冷たい環境でできた物質​ 粘土とは何か
   7-1 粘土が低温でできる理由
   7-2 非晶質ナノ粒子が決める粘土の性質
   7-3 粘土鉱床のでき方
  第8章 ​親銅元素とウランの循環​ 親銅元素とウラン
   8-1 親銅元素と花崗岩
   8-2 親銅元素の循環
   8-3 ウランの循環
  第9章 ​熱機関である地球​ 地球とはどんな惑星か?







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Last updated  Mar 21, 2024 12:52:56 PM
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