カテゴリ:本・音楽・映画
先月イタリアへ行った時、
飛行機の中で読むために文庫本を2冊、持って行きました。 最近すっかり本から遠ざかっていたので、読みたいものはいろいろあったのですが、 飛行機の中で泣いたり考え込んだりするのも嫌だなァと思い、 (数年前、ベトナムの海辺で解夏を読んで号泣していたら、 物売りの少年がビックリして逃げていったことがあったので・・・驚かせてゴメン少年) ちょっと軽めの本を探しました。 それで見つけたのがコレ ![]() 丁度、周防監督の「それでも僕はやってない」という映画が公開され、 裁判に興味があったのですが、難しい本は読めないし・・・ 著者はもともと裁判や法律に造詣が深いわけではなく、 興味半分・・・いや、興味のみで、傍聴へ出向いています。 これが、興味本位でこの本を手に取った私にはとても読みやすかったです。 内容はとにかく下世話な感じです。 裁判や犯罪というものを真剣に考えたい方にはオススメできません。 この本を読んで思ったのは、裁判って、人間 対 人間 なんだなぁということ。 被告vs被害者、弁護士vs検察、被告vs裁判官、裁判官vs傍聴人、被告vs弁護士・・・ 判決だって、やったやってないだけで決まるわけではないんです。 事件そのものも確かに大切だけれど、それ以上に被告の態度や見える未来って大事です。 今日、ライブドア事件で堀江被告に懲役2年6ヶ月執行猶予ナシの実刑判決が下されました。 夜、報道ステーションで判決後の堀江被告へのインタビューが放送されていました。 堀江被告は「私は法に触れるようなことはしていません。そもそも“法の間をぬった”という見方がおかしい。法にグレーゾーンなんてない。黒か白かじゃないのか。」と、判決に対しての不満や怒りをぶつけていました。 逮捕された後の堀江さんって、拗ねた子供みたいですよね。 「ぼく、やってないのに」と口を尖らせ、逆恨みみたいに警察を強く敵視して。 きっと堀江さんの態度が裁判官にとってマイナスイメージだったんだろうな。 堀江さんのいうコトが正しいとして・・・法に触れていないとしても、 この人をこのまま世に戻したら、何かやりそうだもの。 大きなお世話だけど、 もう少し冷静になって、真摯な態度で臨まないと、 きっと次も同じ判決なんじゃないかなって思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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あと何年かで、陪審員制度(だったかな)がわが国でも導入されます パンフには陪審員に選ばれた人に対して、いろいろ制約や制限が書かれていました
それが良いことなのか、悪いことなのかは別にして 選ばれたらどうしよう・・・などと今から不安にもなっています (2007年03月20日 00時10分24秒)
人を裁く側の裁判長も人間だから、心証は大きく判決に左右するでしょうね。
堀江さんの実刑判決は厳しいなぁと思ったけれど。 私もこの本の著者の方のように裁判を傍聴してみたいんだけど、 「なに仕事さぼってんじゃい!」と思われそうだし(ボスのみならず裁判所の人にも)、 もろ興味本位なのがバレバレなので・・・・。 (2007年03月20日 09時09分12秒)
アメリカのように陪審員制度になると演技出来る方がなおさら有利になるんでしょうね。
(2007年03月21日 19時11分28秒)
そういえば、そうでしたね。Y-SANのコメントを読んで、今更ながらネットで調べました。日本では正しくは「裁判員制度」だそうです。
( http://www.nichibenren.or.jp/ja/citizen_judge/index.html ) 人を裁くには、それ相応の覚悟が要るわけで・・・ 自分にそんな資格があるだろうかなんて考え始めたら務まりませんよねー 絶対考えちゃいますけど。 (2007年03月23日 17時46分56秒)
やっぱり堀江さんの判決は厳しいんだ?
私にとってはTVのどんなコメンテーターより、かめさんのが説得力あるわ(笑) この本では被告だけじゃなく、検察や裁判官の人間的な部分にも注目していてね、 常に冷静・冷徹っていうイメージがあったけど、そうでもないんだなぁ。そこが面白かったんだけど。 かめさんが傍聴してたら、「お、勉強熱心だな、よいよい」ってなことにならんか? 私なんか法の知識ゼロだから、興味本位120%ですけどね?ほほほ。 (2007年03月23日 18時10分11秒)
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