NZ地震 旅行者222人依然安否確認取 ニュージーランド南島のクライストチャーチ付近で起きた地震で、政府は23日午後1時40分、国際緊急援助隊67人を政府専用機で現地に向け出発させる。クライストチャーチには24日午前0時過ぎに到着予定。
菅直人首相は23日午前の衆院予算委で「まずは邦人の救出に全力を挙げる」と述べた。
福山哲郎官房副長官によると、地震当時、クライストチャーチには日本人旅行客1333人が訪れていた。
このうち、23日午前現在、ツアーで参加した1111人の安全が確認されたが、残る222人の安否の確認はできておらず、政府は安否確認を急いでいる。
福山副長官は「チケットだけの旅行客のため、確認が難しい状況だ」と説明した。
緊急援助隊は、警察関係者22人、海上保安庁14人、消防関係者17人と、外務省や国際協力機構職員、医師らで構成。
外務省の徳永久志外務政務官が同行し、クライストチャーチで救助の指揮を取る。
政府専用機については、羽田空港に移送する予定もあったが、専用機があった北海道・千歳から直接、成田空港に移送。
機材約10トンを積み込み、救助隊員が乗り込んだ上で現地に飛び立たせることにした。
また、前原誠司外相は、安否不明の語学学校生徒の家族らも専用機に同乗してもらう意向を示していたが、過積載になる可能性があり、難しいという。
菅首相らは23日午前、ニュージーランド地震対策関係閣僚会議の第2回会合を国会内で開き、被災した邦人の救出や安否確認を急ぐ方針を確認したそうだ。
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Last updated
2011.02.23 13:58:25
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