ワークショップを開催して思うこと。

『本当に自分が経験してわかっていることと、本やブログ、人に聞いた話などでこうだと思い込んでいることって、明らかに違うんじゃないか。』ということ。

ちょっと離れて考えると、「そんなこと当たり前じゃん！」って思うのですが、人から得た知識のみを、まるで自分が体験したかのように人に伝えてしまうことが、私たちの生活の中では良くあることだと思うのです。

自分が選択して決めてきた自分の人生。

あの時にこの選択をしたことは、私の中で正解だったのだろうか。

なんて考えてみたのだけれど、今回の大震災のように、自分が選択していなくてもそうなってしまう人生もあるように、自分の選択だけではない、自然の摂理の大きさを感じました。

そんな自然の摂理以外で、自分が選べる範囲のことの中で、自分が選択したんだと思い込んでいることがあります。

それはどんなことかというと、

『人の心に恐怖心を与えた上で指示されたこと。』

人は恐怖を与えらたことに気付かず、それを自分が選択したことと勘違いしてしまい、強制されていることにも気付かず、自分の選択肢を少なくしてしまっています。

私はそれが一番キライです。

例に出して言うと、

*悪いことをすると地獄におちる。

*あなたには悪意を持った霊が憑いているので、取り除かなければならない。

*この石を持たなければ、悪いことがおこる。（その他いろいろ、お札やツボなど？）

*毎日仏壇に手を合わせ、お経をあげなければ、いい人生は送れない。

もっともっとあるけれど、キリがないのでこのくらいにしておきますが、きっとこれを読んでいる皆様にも心当たりがあるでしょう。

でもこういうことって、悪いことが起こるのが恐いからすることですか？

いいえ、別に恐怖心から行うようなことではありません。

すべて、自分の判断で好きなものを選択して出来ることだと思うのです。

悪いことをすると地獄に落ちるから、悪いことをしないのですか？

いいえ、したくないからしないのです。この先、私たちが亡くなって、あの世と呼ばれる場所に行ったとき、自分にふさわしい場所に行くといわれています。

それは、普段から自分が選んでしていることの積み重ねです。極端に言ったら、『今と変わらない場所』って事なのかもしれません。

ちょっと例えが悪いかも知れませんが、私はパチンコが嫌いなのでパチンコを例にとって見ます。（パチンコが悪いというわけではありません。）

私はパチンコが嫌いだから、パチンコ屋の中の騒音や雰囲気が苦手です。
お金をお金のように扱わず、1万円があっという間にパチンコの玉となって消えていく。こんなことしなければ、家族で食事にでもいけたのになぁ～。。。
こんな場所は大嫌い。

と、こんなマイナーな印象しかないのですが、パチンコが好きな人にしてみれば、

パチンコはストレス解消に素晴らしい効果がある。
今、私の手元には1万円しかないけれど、もしかしたらこの1万円を5万円にすることが出来るかもしれない。
ドキドキしてお金が増えるなんて、こんな楽しい場所は他にはないだろう。この1万円で勝負だ！！

つまり、パチンコひとつをとっても、私には地獄に感じ、好きな人には天国に感じるのです。

石もそうですね。

私は、石を持たないと悪いことがおこるから持つのではなくて、石を持っているのが楽しくてうれしいから持つのです。

反対に、持っていないから悪いことがおこるなんてことも考えたことがありません。

持っていないときは持っていなくても何も変わりはありません。

だからといって、人に石を持つことを強制したいとも、私の気持ちをわかってもらおうというのもありません。

どっちかと言ったら、石に関しては個人の贅沢で、自分だけ嬉しくてもいいじゃん♪って思っています。

反対に、

*石を持つ事自体が良くない。

と言われることがあります。なぜ？

簡単に書くと、持つ必要が無いから持つな、と言うことです。

その裏には、持つことによる悪影響があるという恐怖心をあおるような内容が含まれています。

私は、何がイヤかって、その恐怖心をあおるその心がイヤなのです。

まるで、その人のことを心から考えているかのように、これをしてはダメ、これをしなければダメ、これを飲まなくてはダメ、これを持ってはダメ、とその人はいいます。

全て裏には恐怖で人を支配するからくりが潜んでいます。

良いことを言いながら、恐怖心をあおる。

今までの新興宗教と全く同じではないですか！！気付いてください。

良いことを言っているから全て正しいのではありません。

私たちの心の中で、それは違和感としてわかっています。それに目をつぶらずに、目を開けてください。

これを読んだから、そうしよう何てことも考えなくてもいいと思っています。

ただ、私は、恐怖心からの行動ではなく、自分が心地いい方を選んでいったらどうだろうかと、勝手に思っただけですので。