ゲーム感想?(トリックロジック)
ミステリ・アドベンチャー系のゲームが好きです。一本道でもいい、面白いストーリーがある物が好き。今は、PSPのTRICK×LOGICというゲームをプレイ中。Season1とSeason2と2本出ており、基本的にはミステリを読むゲームです。読者への挑戦が挟まれる推理小説のように、全ての条件が提示され、アームチェアディテクティブの主人公が事件を読み解いていきます。 本文の中には選択できるキーワードが(勿論ダミーも交えながら)ちりばめられており、関連するキーワード同士を組み合わせることで「ナゾ」が明確になり、「ヒラメキ」がうまれます。適切なヒラメキを調書に書き込むことで事件の解決編が見られます。解決編は、小説形式ではないのがちょっと残念。事件解決したら1作の短編小説として読めるようになるといいのに。Season1で4話、Season2で6話の物語が入っており、合計で10話のミステリを読んで行くに連れ、主人公にまつわる事件が明らかになっていく……のかな?著者が我孫子、綾辻、有栖川……とちゃんとミステリ作家を使っているところがライトなミステリ好きには嬉しい。昔、読んだなあ。この辺りの作家。人形シリーズ、館シリーズ、国名シリーズなどなど。ゲームでは『かまいたちの夜』を文句を言いつつもやったし、バグだらけのB級RPG『YAKATA』も今でももってます。実は大好きでした。で、このゲームなんですが、これが解けないんですよ。どう考えても犯人はこの人で、トリックはこれだよね?と思っても、どのキーワードを組み合わせればヒラメキが生まれるのかが判らなくて、もどかしい。今はSeason2に入って「ライフリング・マーダー」という話をといている所なんですが、これもとけないんですよねぇ。流れ入る川のない湖、水を被った桟橋と被らなかった島、見えるようになった煙突、奇蹟……うーん、どう考えてもネタ的には島田荘司の『水晶のピラミッド』系統。ちょっと向きが違うけど。発見者が三人、父親の為にカーテンを閉めた息子、ぶら下がった説を唱えた人、他の島の有無を尋ねた人、屋根の上に置かれたハンカチ……犯人はあの人だよねえ。と、自分の頭の中には仮説があるのに、どのキーワードを組み合わせれば、それを調書に入れられるヒラメキとして出るのかが解らない……。ヒントはあるんだけど、絶対見たくない!このゲーム、個別の話は面白いのですが、全編通しての探偵役他のキャラクタはあまり魅力的に思えません。それと、発売前から思っていたのですが、アニメーションや部分的に声が入る必要性が判らない。声を入れるなら、台詞部分は全部入れればいいのに。上手い人つかって。閣下は軽い調子の閻魔大王役を好演なさっていますが、主人公とヒロイン?の棒なことといったら……。ここまでプレイした感じだと、一周で十分かな。この後、よほど面白い展開が待っていなければ。9話と10話が楽しみなので、早く進めたい~。どうでもいいが、最初の頃の話を除いて、ヒラメキが半分くらいしか見つけられてない。これ、普通に遊んでいたら、全部は出てこなさそうだなあ。