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テーマ:お勧めの本(7394)
カテゴリ:お薦め本
またまた書籍紹介インデックス第2段
参考になるかはわかりませんが、このコラムを御覧の方には 必読?のモノばかり・・・ 今回はちょっと文芸系多し 澁澤龍彦(近々詳しく紹介しますが) やっと楽天ブックスで見つけました まさか渋沢竜彦になってるとは思わなかった(笑) さぁて困った・・・全書籍と言いたいのですが 「夢の宇宙誌」「胡桃の中の世界」「幻想の彼方へ」河出文庫 このあたりをとりあえず・・・ 機械、装置、玩具、鉱物、怪物、奇形、天使、悪魔、両性具有、フェチシズム・・・ 気になる言葉がこの中にある人はぜひ! 同じ系列で種村季弘や巖谷國士なども・・・ 新刊の 「澁澤さん家で午後五時にお茶を」種村季弘 学研M文庫 もおもしろいですね 友人の種村さんが見た澁澤龍彦像 巖谷さんも荒俣さんも出てきます(笑) 最近は、この 学研M文庫に注目してます 「都心ノ病院ニテ幻覚ヲ見タルコト」澁澤龍彦 とか 「夢野久作ドグラマグラ幻戯」夢野久作 /東雅夫 とか なんともマニアックなのが続々と・・・ ちょっと方向は違いますが 「一千一秒物語」稲垣足穂(たるほ) 新潮文庫 もいいですね 詩集+エッセイという感じでしょうか タイトルの「一千一秒物語」は元祖ショートショート 『黒猫のしっぽを切った話』 ある晩 黒猫をつかまえて鋏でしっぽを切るとパチン! と黄いろい煙になってしまった 頭の上でキャッ! という声がした 窓を開けると 尾のないホーキ星が逃げて行くのが見えた こんな感じ・・・ 同時収録の「A感覚とV感覚」なんて とてもここでは書けません(笑) 本当に同じ人が書いてるんだろうか? 以前少し触れた寺田寅彦 大正・昭和初期の物理学者でアララギ派の歌人でもある 「天災は忘れられた頃に来る」は誰でも知ってるかと・・・ 「柿の種」岩波文庫 こちらも 「なるべく心の忙しくない、ゆっくりした余裕のある時に、 一節ずつ間をおいて読んでもらいたいという事である」 と始まる176篇 唐沢俊一 「トンデモ一行知識の世界」と新刊「トンデモ一行知識の逆襲」ちくま文庫 ちなみにここが本家 唐沢俊一「一行知識」ホームページ http://www.tobunken.com/ 例の「へぇー」の番組のネタ本ですね ほとんどのネタがここに載ってます で、別にパクリどうこうという話ではなく 一行知識というものの楽しさを優先する部分がおもしろいんですよ あちらは事実を確かめる でもこちらは、おもしろければOKでしょ!というスタンス このいかがわしさも含めおもしろい 「河童の腕は抜けやすいので 河童と相撲をとったときは腕をつかんで振り回すとよい」 「ハエの記憶力は30分である」 誰が調べたんだって(笑) 唐沢さん曰く 一行知識は俳句や短歌を観賞するのと同じ 忘れてた・・・ 「完訳ナンセンスの絵本」エドワード・リア/柳瀬尚紀 訳 岩波文庫 原作は1861年発行の不思議な原画と詩 言葉遊びの本 英語の5行詩に日本語で訳詞を入れた100篇の絵本ともう100篇追加された新版 There was an Old Person of Chili, Whose conduct was painful and silly, He sate on the stairs, Eating apples and pears, That imprudent Old Person of Chili. チリーのおっさんおぎょうぎ悪い ちらかし食らう果物類 そこは階段 やめろよ冗談 みんなが見てはそっと身ぶるい こういうa-a-b-b-aと韻を踏む5行詩をリメリックと呼ぶ 今のラップにも多いでしょ! 20年かけて訳したそうで・・・ こんな感じのエッチング画、この絵もいい感じ・・・ エドワードで思い出した同じ名前つながりの エドワード・ゴーリー こちらも絵本作家ですがもうちょっと最近のアメリカ人 「うろんな客」や「まったき動物園」「雑多なアルファベット」なんてのが有名かな? こちらも不思議な世界です nagoo 本館 http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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