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テーマ:デザインコラム(294)
カテゴリ:建築・インテリア
さてさて、全何回になるのか自分でもわからない
旧岩崎邸探険 飽きずに着いてきていただけると嬉しいです(笑) やっと2階に上がりました 係りのおっさんに「そこ!つまっちゃうから早く行って!」 の声を無視し(笑)昨日の階段ホール写真の左手に見える 婦人客室へ・・・ 中には入れないのですがこんな感じにピンクの金唐革紙という壁紙が貼ってあるんですね (紳士用客室はモスグリーンです) この金唐革というのは中世ヨーロッパで使われた壁装材で 革にレリーフ状に凸凹をつけ、漆、金彩などをほどこしたもの そこで日本は湿気などで革が向かないこと 浮世絵の版木を作る技術や刷り(空刷りという)和紙製造の技術もあったので 和紙で作ってみたのが金唐革紙 で、これを大量に作ってヨーロッパに売りつけて儲けようとして 失敗したのが平賀源内 もうここら辺のいかがわしさが最高です!(笑) 床には組み木でこんな模様が・・・ なを、歩くと 無垢材の床だから?予想外にたくさんの人が歩いたから? 床はガタガタ(笑)フカフカの場所も・・・ 床抜けないか? ちゃんと修復しましょうね ベランダに面したのが広い集会場 きっとダンスやパーティーをしたんでしょうね ここでチェックは右の写真のディテール 巾木(床と壁の境に回す木の帯)がこうなってます もちろんこのデザインも綺麗なんですが、壁と巾木の間に紐が入ってます こういうのを何と呼ぶのかわからないのですが(オイオイ!) 詳しい方お教え下さい! 昔の洋館では、建具と壁を直接つなぐのを嫌い、この様に紐が入ってます (見切りの処理は難しいんですよ) それと、金唐革紙に色が入ってません この着彩のできる職人さんが、現在1人しかおらず その方も高齢なので、全ての部屋の壁紙に彩色することを断念したそうです さてさて集会場からベランダへ・・・ って出る前にこんなドアノブ こんなベランダ贅沢すぎて困っちゃいますが この並んでいる柱は上部を見るとイオニア式(くるくるってやつですね) 後で紹介しますが、1階の柱はトスカナ式 こんな所も混ざっちゃって盛りだくさん(笑) 2階の端まで行くと開かずの扉の奥からギュイーン・ギュイーンと妖しい音が・・・ これ以上の部屋は修復中のため見れませんでした 次回は1階に降りてきます ※掲載した写真は個人的に撮影したものです 個人使用に限り、メールで問い合わせて頂ければ 1280×960のオリジナル画像を送りますので 無断での転載、転用はお止めください Copyright 2004 nagoo design factory All right reserved. nagoo 本館 http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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