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テーマ:デザインコラム(294)
カテゴリ:アート・デザイン
前回デザイン側から書いたので
今回はアート側から・・・ 岡本太郎 「今日の芸術」光文社文庫 今日の芸術は うまくあってはいけない きれいであってはならない ここちよくあってはならない もう出版されて50年ですか・・・ 僕らの生まれる前から太郎さんはコレですからね(笑) 巧い絵、きれいな絵がア−ト? いやいや、それは職人の話 アートはそんなところじゃ勝負してません ちょっと敵を作ってみますが(笑) なぜか日本では人気のある印象派 あれってアート? 今でもアート?の方がただしいかな ルノアールもモネも当時はアヴァンギャルドで 攻撃性もあって周りがついていけないほどエネルギッシュで・・・ でも、100年以上も昔の話 じゃぁ、新しければアートなの? そう!その通り(笑) でも、コレも物理的な新しさじゃなく その時代に「新鮮」と感じること だから人によって範囲も違うだろうし、同じ必要もない ルネサンスやギリシア彫刻から新しさ、新鮮さのエネルギーを感じれば その人にとってはアート ここが決定的にデザインと違う部分 受け入れられる=たくさんの人が見ている=新鮮さがない だからたいていは模倣 デザインも模倣 (ほとんど同じものを平気で作っちゃうデザイナーがいるのには驚く) 職人・工芸はもっと模倣(笑) でも、アートに模倣はゆるされません 見た目で真似ができないから コンセプトや言葉に逃げてるのが現代アート(笑) いつでもゆきづまっているのもアート(笑) 太郎さんの言葉で 「新しいと言われたらもうすでに新しくない」 おもしろいですね 作り手と受けてのズレ 作り手はどんどん先に行かなきゃいけない 相手は誰でもなく自分だけ 受け入れられないのは当たり前 だから一番表現できると思う方法を取ればいい 平面、立体、パフォーマンス、映像・・・ 単純に奇抜なもの、身体張ったもの それもある一面(笑) やろうと思えば誰にでもできる そのエネルギーを感じ取れた人にとってはアートなんだから 前回の「アートとデザインの違いって?」 http://plaza.rakuten.co.jp/nagoo/diary/200405300000/ と合わせてお読みください nagoo 本館 http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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