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テーマ:デザインコラム(294)
カテゴリ:アート・デザイン
「受胎告知」が来てるんですよねぇ
ヴィンチ村のレオナルド君が ハタチそこそこで描いた傑作宗教画 すでに見に行った方も多いかもしれないですね 日本ではもちろん初公開で 白貂の複製画はないのか えぇと・・・(笑) 「モナ・リザ」「白貂を抱く貴婦人」と次ぐ3作目 まぁ、「モナ・リザ」は1才ちょいだったから チケット買って見に行くわけもなく (両親は見てきたそうだ 笑) 「白貂」は東京来なかったんでしたよね 京都と名古屋と横浜だったかな? ただでさえ作品点数の少ないレオナルド いや、少ないと有名なフェルメールでさえ30数点あるのに レオは20点ぐらい 並の飽きっぽさじゃないので絵を完成させられない(笑) 真贋疑惑もあるから実質10数点 「白貂」も修復でオリジナルとは違うモノになってるらしく 貂の脚が消されたり、髪形が変わったり、背景も塗りつぶされてるし 昔の修復ってのはオリジナルに忠実ではなく その時代の好みに直しちゃう場合が多いんですよ それはいいとして キリスト教の宗教画 文字の読めない人に聖書の教えを 目で見てわかるように描かれているため いろいろな印(約束事)が混ざってます たとえば今回の「受胎告知」 ルネサンス期ではほとんど誰が描いても 左に天使 右にマリア 舞台で考えれば上手(かみて)にマリアが控えてるわけか(笑) マリアの服は聖母マリアの色、青か インナーが赤でアウターが青 白の場合は純潔さを表す場合 天使(ガブリエル)が下手(しもて)から登場し そもそも人じゃない天使には性別がないけど ガブリエルは女性、ミカエルは男性のように描かれる で、今回の担当はガブリエルなので女性っぽく描かれ 手には純潔の象徴白ユリか平和の印オリーブの枝を持ち 服は・・・特に決まりがないようで それより翼の部分どうなってるのかなぁ(笑) いろいろ絵の実物を見ても誤魔化してるし・・・ どうやって服を脱ぎ着するんだろう?ん~(爆) 話は戻り ガブリエルは 「男の子身ごもるからイエスと名付けてね」と言うわけです 場合によるとその時の言葉 「主があなたとともにおられます」と 漫画のようにマリアの耳元まで文字で描かれてる場合もある で、レオナルド作のようにマリアがすんなり受け入れちゃう場合と 怪訝な顔して怪しむ顔の場合があるけど 翼の生えた変な生き物が突然現れただけで 普通は逃げまどうと思われ・・・ マリアが持っている本は旧約聖書の「イザヤ書」 そこに預言されてるから覚悟してた?(笑) 周りに装飾がある場合は文様や彫刻などから この文様はメディチ家だとか 注文主(パトロン)がわかったりするわけです と、 今回公開された「受胎告知」 レオナルド特有の緻密な描写 初期の作品にしか見えない筆のタッチ?(笑) ぜひ一度は見に行かねば! こういうのは行ってから書けって(爆) 特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ ― 天才の実像」 2007年3月20日(火)~2007年6月17日(日) 東京国立博物館 そういや、なんで受胎告知された日とされる 3月25日をオープン日にしなかったんだろう? イベントもなかったようだし ん~(悩) そろそろもっと(いかがわしくて)好きな 平賀源内をどこかでやってくれないかなぁ・・・ 公式ページ http://www.leonardo2007.jp/ nagoo 本館 http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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