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カテゴリ:神社仏閣・御朱印
名古屋市守山区大字下志段味石米『八幡神社』
久し振りに訪れましたが、野山や田畑が多く残る土地柄の印象が強かった 今や多くの住宅が立ち並ぶ静かな住宅街に変貌を遂げた志段味石米に『八幡神社』は鎮座します 住宅の隣に石鳥居を構え、杜に包まれた参道の先には蕃塀も備えています 社号標の建之年は昭和3年とあり、今昔マップで遡ってみました 左が明治24年頃の八幡神社周辺 南に丘陵地を控え、北に庄内川も間近、集落の周囲は田畑が広がっています 当時の地図にもしっかりと鳥居が記されています この辺りは古くから人が住み農耕を営んできました 周辺には多くの古墳も残り、最近では「志段味古墳群ミュージアム」も完成し古墳マニア必見の場所 特に盛られている訳ではなくフラットな八幡神社境内の境内、古墳の上に鎮座している訳ではなさそうです 八幡神社全景 切妻瓦葺の吹き抜け拝殿と蕃塀が印象に残る神社です 拝殿前で守護する狛犬は遠くからでも存在感があるけれど 境内を守護するこの一之狛犬は燈籠と木々に隠れ、近くに来て初めて存在が分かります 境内左の由緒碑 碑の奥は集会所兼社務所の様です 木の温もりを感じる妻入りの吹き抜け拝殿、一見地味に見えますが、妻飾りに始まり目立たないところに手の込んだ彫が施されています 拝殿左に手水舎、奥に赤い社と石塔が並んでいます 大きく口を開けた龍の口から清水が絶え間なく注がれていました 手水舎後方には左から伏見神主地蔵、大峯山大権現、ここまでは識別できたのですが、右の石塔は何か刻まれているのですが、識別は困難でした 赤い社の天王社(左)と特定の月齢の夜に集まり月待行事を行う月待講の廿三夜と彫られた石塔が並びます 拝殿前の二之狛犬は輪郭がはっきりとしたふっくら系 拝殿から幣殿の眺め、奉納絵馬と由緒が掲げられています 八幡神社 由緒によれば創建年代は不詳、社務所前の由緒書きに1684年(貞享元年)再建の棟札が残り、1872年(明治5)に同所字真光寺拾弐番から移転遷宮したと記されている 祭神は品陀和気命、息長帯比売尊、加具都智之神 1918年(大正7)に同所字西新外より秋葉社を合祀 下の境内社について記載は無いけれど、八幡神社は古くから下志段味の氏神様として受け継がれてきました 拝殿右の境内社、左から伊勢神宮、熱田神宮、山の神、護国神社、稲荷神社の5社が纏められています 幣殿は平入で拝殿同様の作りです 幣殿内から本殿の眺め、外観同様に内部も豊富に木が使われています 幣殿内には三之狛犬、四之狛犬があります 暗くて良くわかりませんが陶器のようにも木の様にも見えます 手前の三の狛犬の阿像に角がある事たげは分かります 流造の本殿全景 遷宮以来、周囲は野山から住宅街に移り変わりましたが、八幡神社はこの地の急速な変貌をずっと見続けてきました 八幡神社全景 郊外の神社らしく敷地に余裕があり風が通る明るい神社です 外周をひと回りしてみました 南側の脇参道から境内の眺め、鳥居はないものの社号標が建っています 神社北側からの眺め 前の道路は歩行者専用道の様なので車は入れません、駐車場は用意されていますが 利用の際は一声掛けるのが懸命かと思います 八幡神社 創建 / 不明 祭神 / 品陀和気命、息長帯比売尊、加具都智之神 境内社 / 伊勢神宮、熱田神宮、山の神、護国神社、稲荷神社、天王社 住所 / 名古屋市守山区大字下志段味石米1247 アクセス / ゆとりーとライン大曽根⇒「志段味支所北」バス停下車徒歩5分程 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.08.03 17:49:22
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