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カテゴリ:神社仏閣・御朱印
名古屋市熱田区大瀬子町
陸路でつながれた東海道も、ここ宮宿から桑名宿までは、七里の渡しから海路となります 七里も船に乗れない、乗りたくない旅人は佐屋街道へ迂回、佐屋宿から桑名までの三里の渡しを選択する事になります どちらを選択するにしろ旅人が集中する場所、当然ながら湊からの物流や食事処、宿が集まる一大拠点 当時の賑わいは尾張名所図会や広重の浮世絵から想像する事が出来ます 今は七里の渡し公園として整備され、復元された常夜灯と時の鐘が名残りを留めています そうした歴史のある土地柄なので白鳥橋から内田橋方面にかけて多くの寺社が残り この界隈を訪れると離れる事が出来なくなります 一方通行、時間進入禁止ばかりなので自由に移動できる歩きが一番効率的 写真は堀川に架かる大瀬子橋、左からは新堀川が交わり、堀川を下ると名古屋港へと続きます 今回は七里の渡しから堀川方向に徘徊してきました 大瀬子浜公園の北側交差点角の大きなマンションの一画に組み込まれるように、東西に長く、南北に狭い境内を持つ「軻具突智社」 軻具突智社の正面全景 境内の幅が無い事から社号標と鳥居は社に対し斜めに向いて建てられています 左は大瀬子橋方向 歩道に沿って石垣が積まれ、結構高い場所に社と狛犬が祀られています 境内に入って左に手水鉢 歩道側と参道側から注意深く見るも年号が刻まれている痕跡は見つけられませんでした 社前景 羽団扇の紋が飾られた扉の先に、千木鰹木が施された社が佇む 狛犬が居たはずですが門柱に遮られ今一つ姿を見てとれない 扉の前まで上がって漸く狛犬が姿を現します (2枚重ねの写真なので阿形は実際より小さくなっています、お許しを) まずは参拝させて頂きます 「町内安全」と刻まれた台座 軻具突智社の鎮座する大瀬子町の他に内田町、神戸町、木之免町、須賀町、田中町、白鳥町等の町があるけれど、各町内に一社あると言っても過言ではないでしょう 狭い通りに住宅は密集し、棟続きの住居も残るだけに、火之迦具土神(軻具突智)を祀る秋葉神社は火災除けとして必然的に祀られていったのかもしれません 社から東の大瀬子町の眺め、氏子達が住む街並みが良く見通せます 軻具突智社の由緒について記載した物がないので詳細などは不明ですが 遡って調べてみてもそれ程過去のことではなさそうです 創建を知る手がかりとして、玉垣などに文字が彫られているようですが識別は出来ません 確実に識別できるものは大正十一年(1922)と刻まれた鳥居くらいでしょうか 小高く積まれた台座から、古い街並みが続く大瀬子の町を一望しています 2019/08/10 『軻具突智社』 創建 / 不明 祭神 / 火之迦具土神 住所 / 名古屋市熱田区大瀬子町28 アクセス / 市営地下鉄名城線伝馬町駅 から徒歩約15分 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.08.16 11:07:29
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