|
カテゴリ:神社仏閣・御朱印
知多郡美浜町奥田海道田、曹洞宗東林山「瑞延寺」
以前掲載した常滑街道沿いの八幡社から道一本東に入った所に鎮座し、八幡社から歩いても数分の距離。 知多半島には認知度の高い八十八ヶ所巡りとして「知多四国霊場」があります、うちのかみさんが今コンプリートを目標に巡っているところですが、それとは別にもう一つの知多の霊場巡りとして「四国直伝弘法八十八ヶ所霊場」かあります。 札所寺院も「知多四国霊場」の寺院とは別の寺院で構成され、新たな発見や出逢いがあります。 今でも「直傳弘法さん」の愛称で親しまれ、熱心にまわられる方も見えると聞きますが、今一つ認知度は低いようです。 ここ「瑞延寺」は「四国直伝弘法八十八ヶ所霊場」の第56番札所。 宅地化が進むなか、僅かに残った畑の中に伸びる細い道の突き当りに瓦屋根の建物が見えます。 そこが曹洞宗東林山「瑞延寺」、左に寺号標があり、その奥に赤い鳥居が見えます。 境内に入ってすぐ左に小さな観音堂と稲荷鳥居の前に百度石があります。 中に安置されるのは青面金剛童子?馬頭観音? 台座には邪鬼と三猿らしき姿が見えるけれど相変わらずよく分からない。 境内左に赤い鳥居と狛狐、稲荷の様ですが、鳥居の額には何も記されていないような。 右手が「瑞延寺」本堂。 鳥居扁額、こうして見ると何も書かれていない様ですが、PCで調整すると末広稲荷と出てきました。 稲荷堂正面全景 ・・・・・読めない、額の揮毫は大正6年と読めるけれど、それが創建時期を示すものなのか詳細は分からなかった。 稲荷堂右が本堂。 拝見した事はないけれどこちらには聖徳太子三歳の像が安置されていると今います。 以前掲載した「報恩寺」の末寺になるそうです。 寄棟の屋根の傾斜や軒に向け僅かに反りがあり、安定感のある姿。 棟込瓦には東林山と山号が入る。 創建は1504年(永正元年)の開基、報恩寺三世和尚により創立され。当時は瑞松寺と呼ばれていたという。瑞延寺に改称されたのが1714年の頃だといいます。 過去には恋の水神社の本社がこちらに祀られていたとされる。 この寺の創建に繋がるものとして、1670年(寛文11)に尾張藩が纏めた「寛文村々覚書」の北奥田村村絵図の中で瑞延寺が記されているという、見た目以上に古い歴史があるようです。 本尊は延命地蔵菩薩。 瑞延寺は静かな田舎の風情漂う寺でした。 2020/10/26 四国直伝弘法八十八ヶ所霊場第56番札所 曹洞宗 東林山 瑞延寺 宗派 / 曹洞宗 山号 / 東林山 開基 / 1504年 本尊 / 延命地蔵菩薩 末広稲荷 創建・祭神 / 不明 住所 / 愛知県知多郡美浜町奥田海道田136 公共交通機関アクセス / 名鉄知多新線「知多奥田」駅下車 西に徒歩で10分程 関連記事 / 知多四国 五十七番札所 報恩寺 八幡社 知多郡美浜町奥田 恋之水神社 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.12.20 10:50:03
コメント(0) | コメントを書く
[神社仏閣・御朱印] カテゴリの最新記事
|