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2021.10.05
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カテゴリ:神社仏閣・御朱印
名古屋市南区星崎1「市杵島社」
先に掲載した若宮八幡社から旧東海道の国道1号線を北上する、星崎1丁目交差点を左折し、1本目を左に入り、一本目の細い路地を左に入る。

この写真の場所までは徒歩で15分程か。
市杵島社へは過去に二回ほど自分の車で目指した事がある、目印とする杜は見当たらずいつも素通りで見つけきれなかった。
縁がないものと諦めていたが、若宮八幡社参拝の帰りに再チャレンジしてみた。

表通りに市杵島社の看板はない、行き止まりポイ左に入る脇道を入ってみた。
雨も降りだし直ぐに見つからなければ帰ろうと決め込んでいた。

路は先で左に続き、今度こそ行き止まりポイ雰囲気が漂う。
四駆だと来たはいいが、切り返しも出来やしない、バックで戻った方が早い、そんな道です。
今回は歩きなので、細い道など気にしなくてもいい、進もう。

左に見えていたのは星崎消防団の詰め所、ここまで来て前方に拝殿らしき姿が見えた。

市杵島社、漸く訪れる事が出来た。
周囲は住宅に囲まれ、境内の杜も表通りからは見えないかもしれない、しかも、表通りや境内入口に社標や鳥居がある訳でもないので尚更、撮り忘れたのか手水舎も見当たらなかった。
市杵島社境内全景。
境内左に境内社が二社、正面に切妻瓦葺の拝殿と本殿の伽藍のようです。

境内社は右が加具土神社、左が竃(かま)神社。
竃とは、その昔の星﨑は塩作りが盛んな土地だった、そうした事から竈の神様である伊奈突智老翁を祀っているのかもしれない。

こちらの市杵島社の創建についてはいろいろあるようです。
源頼朝の鎌倉幕府創設に伴い、山田重忠(平安時代末期~鎌倉時代初期の武将で1221年7月6日没)が尾張国山田荘(名古屋市北西部、瀬戸市、長久手市一帯)の地頭に任じられ、市杵島社はその山田重忠の建立とされる。だとすると相当な古社という事になる。

江戸時代末期から明治時代初期にかけて刊行された尾張国の地誌尾張名所図会には下の様に描かれています。

上は星崎の塩田風景で右が見下ろす様な高みに鎮座する星の宮。
塩造りは安土桃山時代(1573年~ 1603年)から盛んになり、江戸時代初期は星崎、前浜では前濱塩と呼ばれる良質な塩が生産され、生産された塩は、塩付街道から足助を経由して信州方面にも運ばれた。

市杵島社の鎮座する場所は恐らく左側の平坦地だろう、海は近く、高みもない天白川の扇状地が広がっていた。

山田重忠の没年は1221年とされるので、彼が建立したとされるこの神社、その時代にこの地が社殿を作れる状況であったかは定かではないけれど、この絵に描かれている状況より海は近かったのではないだろうか。
製塩はその後の新田開発により、塩から米に移り変わり塩造りは衰退しはじめて行った。

創建に関しては一方で1523年(大永3)創建の喚續神社から分霊されたという話も聞く、鳥居や狛犬もないので奉納年度から想像もできない、どうやら定かにはならないようだ。

こうした情報が途絶える前に、ぺラ1の由緒書きでも掲げられていると妙な想像を膨らませる事無く、素直に受け入れられるのだが、見落としているのだろう、境内にそれらしいものは見つけられなかった。

社殿全景。
四方吹き抜けの拝殿とその奥に神明造の本殿が祀られています。

正面からの眺め。
ポストのような賽銭箱が印象に残る、拝殿額はないようだ。

拝殿から本殿の眺め。
神明造の本殿は内削の千木と、鰹木が五本施されている。

祭神の市杵島姫命は水の神として崇められ、神仏習合時の本地垂迹では仏教の守護神弁財天と同一と考えられ、弁天様というと池がつきもの(勝手な思い込み)ですが、境内にはそうした名残はない。
この地が遠浅のあゆち潟に浮かんでいて、池はあゆち潟そのものだったりして(勝手な思い込み)。
ご利益は金運・財運を高めるとされるが、神仏分離により弁才天の名は消える。

本殿域は一段高く石垣が積まれ周囲は玉垣が囲む。
玉垣にも目を通してみたが年号や文字などは見つけられなかった。

通りすがりの参拝者に社地が分かりにくかったように、創建などの詳しいことがさっぱり分からなかった市杵島社。
民家に囲まれひっそりと鎮座する姿は、あたかも氏子で囲っているようでもある。
2021/09/11

市杵島社
創建 / 不明
祭神 / 市杵島姫命
境内社 / 加具土神社、竃神社
関連記事 / ​若宮八幡社​、​喚續神社​、​星宮社
公共交通機関アクセス /  名鉄名古屋本線「本星﨑」駅降車、徒歩約12分
名古屋市南区星崎1-51
若宮八幡社から徒歩ルート / ​国道1号線北上、星崎1丁目交差点左折、1本目を左に入る​。
所要時間15分程





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Last updated  2021.10.05 01:22:03
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