「海水浴じゃない」

海に着いたというのに、次男が納得しない。

次男にとっては幼稚園で行った海遊びのことが「海水浴」だと思っているらしい。

場所をかえ、「ここでいい？？」「ちがう、海水浴じゃない」

しばらく転々としているうちに、「おなかがすいた」と騒ぎ出す長男。

　
　
浜名湖での海水浴。

湖とはいえ、海水である。

決して綺麗とはいえないが、波もなく、浅くて子供には丁度いい。

浜辺から離れられない長男と、勝手に沖の方に出て行ってしまう次男。

　
　
長男と次男の浮き輪をひっぱり浜辺に向かうとき、足の指がつった。

長男の足がつく場所だったので

「とうちゃんにお母さんの足がつったって言ってくれ」と　頼んだ。

「大丈夫？」と心配する次男に、「大丈夫、ちょっと痛いだけ」と　指を反らせながらふと見ると、旦那と長男はシャワーを浴びていた。

自力で海から脱出し、ふたりに文句を言うと、

「お母さん、足がつったって。シャワー浴びよう」と　長男が言ったんだと旦那は言い訳していた。

長男は長男で「とうちゃんにはちゃんと言った」と。。。

自分の体は自分で守らねばと改めて思うのであった。