今年度初めてのお客さま
昨年末から時々電話や手紙を頂く奈良井宿の方が、奥さまと一緒に資料館に来られました。昨秋のNHKの「中山道てくてく旅」を見て、退職記念に中山道を、日本橋から通して歩きたい、という思いが募ってきたそうです。 お話をしていると、資料館の二階の奈良井宿のところで展示している― 信濃毎日新聞が、2,3年前に連載していた文学の場所を探るシリーズ― の写真にご主人が写っているのです。鳥居峠の辺りで、馬に乗って‐‐‐(菊池寛の「恩讐の彼方に」の小説の背景のところで)乗馬が趣味で、高ボッチや望月の草競馬に出ておられるとか‐‐‐ 藪原のところに、人間県宝だった川口さんのお六櫛を展示してありますが、奥さまの御実家は、以前お六櫛を作っておられて、川口さんとは知り合いだそうで―中山道資料館の展示物を見ながら、話がはずみました。 最後にまだ山野草や木々の葉も出ていないのですが、69次の道(庭)を楽しそうに歩かれました。これから、庭の山野草や人々との出会いが、とても楽しみです。