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映画・演劇日誌

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2005.11.03
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カテゴリ:
「靖国」坪内祐三(新潮文庫)読了。
靖国神社公式参拝問題とか、まあ思うことも書きたいこともいろいろあるのだが、ちょっと今日は疲れてるんでね。あんまり書けないよ。
「靖国神社とその界隈が持つ土地の記憶を、単なるイデオロギーによる裁断を越えて、改めて掘り起こしてみる必要がある」という動機で書かれた良書。その土地に染み付いたヒトの営みシミみたいなものを丹念に触りつつ先を進めるという感じでした。
私はねえやはり「過去」はないと思ってるんよ。わかりにくいね。時間が帯のように「現在」の後ろに続いてるとは思わんし、同じように帯状に「未来」はないと思っとる。「過去」も「未来」もないと言っているのではなくて、「現在」の身体に「過去」も「未来」も刻まれているのだと思う。幸せな「過去」も、痛い「過去」も「現在」の身体に刻印されているのだと思う。土地も同じである。娯楽施設、競馬場、パノラマ館、相撲の天覧試合などなど。その土地の「現在」に、その土地でのヒトビトの営みは刻印されているのだ。その観点から見ると、靖国参拝は人工的にこうしときましょうという制度とルールとして作られた無機質さを感じるのだ。歴史=ヒトビトの営みにかなうまい。

夜、創造館にて稽古。





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Last updated  2005.11.04 02:45:29
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